どんな病気？
尿道のどこかが閉鎖もしくはせまくなっている、生まれながらの形態異常です。
症状
尿道が閉鎖している場合は腎臓に尿がたまるので、出生前の超音波検査で、水腎症（「水腎症」）と診断されます。まったく尿がでなければ、羊水が少なくなって肺も発育しないので、出生後すぐに死亡してしまいます（ポッター症候群）。ただし、水腎症と診断されても、腎臓がはたらいており、治療が可能と診断されれば、妊娠中に胎内治療を行うこともあります。
尿道が狭窄している場合は、出生後、膀胱尿管逆流が引き起こされやすくなります。膀胱にある尿が腎盂へ逆流するため、尿の中の細菌が腎臓に入って炎症を起こす腎盂腎炎（「腎盂腎炎」）にかかりやすくなります（「先天性尿道狭窄（尿路）」）。
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