体と心の発達
★身長の伸びが目立つとき
頭でっかちのキューピー体型が消え、男の子らしさ、女の子らしさがでてきます。4歳~5歳は第一伸長期といわれ、背の伸びが目立つ年ごろです。
★運動能力、知能の発達が著しい
図「無題」
速足で歩く、走る、とぶ、投げるなど、運動機能もでそろい、ますます活発に動きまわります。体のバランスがじょうずにとれるようになるので、片足とびなどのような特殊な運動もできるようになります。
手先の器用さといった点でも、たとえばひもが結べるなど、より細かいことがじょうずにできます。
知識欲はいちだんと旺盛になり、知能がぐんぐんと発達します。記憶力、思考力も高まり、好奇心もいっそう強くなります。
★情緒の発達も複雑に
年齢がすすむにつれ、情緒の発達も複雑になってきます。さらに、幼稚園や保育園などで社会生活を経験するにつれ、好き嫌い、おそれ、愛情、嫉妬など、いちだんとこまやかな感情が発達し、5歳くらいになると、もうほとんど大人と変わらないくらいの心の動きを示すことさえあります。
言葉の発達では、「だから」「それで」のような接続語を使って話せるようになります。
日常のケア
★生活習慣のしつけを完成させる
図「無題」
食事、睡眠、排泄、衣服の脱ぎ着、清潔などの基本的な生活習慣は、5歳ごろまでには、しっかり身についているようにしましょう。
食事では、ひとりで食べられるだけでなく、こぼしたもののあとしまつをする、排泄では、大小便のしまつができる、衣服も自分で脱いだり着たりするほか、脱いだあとの衣服をたたむことなどもさせることが大切です。
清潔のしつけも、このころでは、がらがらとうがいをしたり、鼻をかんだり、また、そろそろ自分で爪を切ることもできるようになります。
子ども用の安全な爪切りを用意してあげましょう。
★決めたことを守らせる
この時期は、もっと遊んでいたい、テレビを見ていたいなどで、眠くてもなかなか寝ようとしません。
でも、たとえほんとうに眠くなくても、決められた時間にできるだけきちんと寝かせるようにしましょう。
また、就寝前の歯みがきやトイレ、パジャマに着替えることなどはもちろん、食前には手を洗う、外出から帰ったらうがいをするといった約束ごとやルールはぜひ守らせましょう。
★あいさつはきちんと
家族の一員として、朝、起きたときや食前食後のあいさつ、お客さまや近所の人へのあいさつ、また、なにかしてもらったときに、「ありがとう」などをはっきりいえるように教えましょう。幼稚園や保育園で、あいさつや感謝の言葉を教えていても、家庭で使っていなければ効果がありません。お母さん、お父さんがよいお手本となって、家庭でもきちんとあいさつをかわすようにしましょう。
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