どんな病気?
ものの輪郭がぼやけて見えたり、二重に見えたりします。めがねやコンタクトレンズで矯正します。
症状
網膜の上に同時に鮮明な像を結ばないために、ものの輪郭がはっきりせず、ぼやけて見える状態が乱視です。
原因
角膜や水晶体のゆがみによって起こり、正乱視と不正乱視があります。
正乱視
角膜や水晶体のカーブの度合いが方向によって異なっているために、光が網膜に集まらないで、ある部分は網膜よりうしろで、ある部分は網膜より手前で像を結ぶため、ものがぼやけて見えます。子どもの乱視は多くがこの正乱視です。不正乱視
角膜の炎症、目のけが、角膜ヘルペスなどの角膜の病気のために、角膜の表面がなめらかでなくでこぼこしていて、光が不規則に屈折するために起こる乱視です。治療
正乱視の場合は、円柱レンズのめがねをかけて矯正します。遠視や近視をともなう場合は、凸レンズや凹レンズを組み合わせた形のレンズを使います。
不正乱視は円柱レンズによる矯正ができないため、角膜の表面をなめらかにするコンタクトレンズを装用します(「コンタクトレンズの正しい使用法①」「コンタクトレンズの正しい使用法②」)。
強度の乱視があると、弱視の原因にもなるので、早い時期に発見して、めがねなどで矯正する必要があります。
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掲載された情報を参考に、気になる症状などがあれば、必ず医師の診断を受けるようにしてください。