顔色がへんなとき(かおいろがへんなとき)

顔色はひとりひとりちがいます


 顔色には個人差があります。元気で、食欲もあり、きげんがよいなら、体質的なものです。ただし、慢性の貧血(「赤血球の病気(貧血)」)は顔色の変化がゆっくりで、なかなか気がつきにくいこともあります。ときどきは、ほかの子とくらべることも必要です。

気温の高低や運動後でも変化


図「無題」
 体が冷えても顔色は蒼白になります。気温が低いところにいた場合はもちろんですが、プールや海で水に長時間つかっても顔や唇から赤みが消えます。また、はげしい運動をしたあとは、体温が上がって顔が赤くなったり、逆に血のけが引いて青くなることもあります。しばらくしてもとにもどるなら心配はありません。

受診する


いつもとちがうとき


 顔が赤いときは発熱が疑われますが、暑さ、衣服の着せすぎ、ふとんのかけすぎなどの影響で体温が上がることもあります。
 顔色が黄色っぽいときは肝臓の病気(「A型肝炎」「B型肝炎」「C型肝炎」)、青白いときは貧血や心臓の病気(「先天性心疾患」)が疑われます。

至急受診


ぐったりしたとき


 急にチアノーゼを起こしぐったりしたときは、なにかをのどにつまらせた疑いが(「のど(気道)に異物の応急手当て」)。発熱や嘔吐、ひきつけなど全身状態が悪いときは、脳炎(「脳炎」)や髄膜炎(「髄膜炎」)、腸重積症(「腸重積症」)のおそれも。

医師に伝えたいこと


いつからへんか
発熱の有無
ほかの症状やきげんは
意識の有無

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