小児期崩壊性障害(しょうにきほうかいせいしょうがい)

どんな病気?

広汎性発達障害(自閉スペクトラム症)のひとつ。2歳まで正常に発達していた子がとくに理由もないまま精神面の逆戻りが起こり、自閉的な傾向が強まります。

症状


少なくとも2歳までは正常に発達していますが、3〜4歳ころまでに発症します。
 それまで話していた言葉がでなくなり、なついていた母親と視線を合わせなくなったり、親のしていることに関心をもたなくなります。同時に、1つのものに執着が強くなり、同じ遊びをくり返すようになります。
 半年くらいで精神面の逆戻りは止まりますが、やがて自閉的な症状が現れます。

原因


脳の機能障害が原因と考えられますが、はっきりしたことはわかっていません。引っ越し、入園・入学などの生活環境の変化におけるストレスが動機になることがあります。

治療


早期なら母親とのかかわりを強め、いっしょに遊んだり、語りかけをしたり、いろいろな経験をふやしていきます。自閉的な症状が現れたら、自閉症の治療を行います。治療はむずかしい面もあります。しかし、ゆっくりですが、徐々に知能も発達し、再び逆戻りすることはありません。

ベビカムは、赤ちゃんが欲しいと思っている人、妊娠している人、子育てをしている人、そしてその家族など、妊娠・出産・育児に関して、少しでも不安や悩みをお持ちの方々のお役に立ちたいと考えています。
本サイトは、妊娠・出産・育児に関して、少しでも皆さまの参考となる情報の提供を目的としています。

掲載された情報を参考に、気になる症状などがあれば、必ず医師の診断を受けるようにしてください。

今すぐ病院検索&予約
待ち時間なくラクラク受診♪

近くの病院を探す

関連するキーワード

精神の逆戻り 自閉的 言葉がでない 視線を合わせない 無関心 執着が強い 同じ遊びをくり返す 脳の機能障害 生活環境の変化 ストレス 小児期崩壊性障害 自閉スペクトラム症

関連記事

「3〜4歳のころの発達と日常のケア」
「幼児期の体・心・生活習慣の心配と対処法」
「自閉症」
ベビカム医学辞典
powerd by babycome