どんな病気?
気管支に起こる急性で一過性の炎症。多くはかぜをこじらせてかかり、鼻炎、咽頭炎、喉頭炎などをともないます(「かぜ症候群」)。
症状
最初は乾いたようなせきがでて、胸が痛くなることがあります。しだいにせきがひどくなり、吐いたり、ゼーゼーと息が速くなる場合もあります。数日後には、せきが黄色いたんをともない、ゴボゴボという湿ったせきに変わります。2歳以下の赤ちゃんでは、たまったたんを吐き出しにくいのでゼロゼロすることもあります。5~10日たつと、せきは徐々に少なくなります。熱は、でる場合とでない場合とがあります。症状が重くなると、せきが強くなり、眠っていても、せき込んで何度も目が覚めたり、吐いたりすることもあります。
原因
ウイルス感染が原因で、それに細菌感染が加わることもあります。
治療
特別な治療をしなくても、自然に治っていくものがほとんどです。せきがひどい場合は、せき止めや気管支拡張剤を使うと、多少、症状がやわらぎます。たんをだしやすくする薬を使うこともあり、細菌感染の可能性があれば、抗生物質も使います。
気管支炎と似たような症状がくり返し起こるようなら、ぜんそく(「小児ぜんそく(気管支ぜんそく)」)、ぜんそく様(性)気管支炎(「ぜんそく様(性)気管支炎」)などと診断されることもあります。
家庭でのケア
室内の湿度を高めると、少しは呼吸がらくになります。水分はせきやたんをだしやすくするので、十分に与えます。
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掲載された情報を参考に、気になる症状などがあれば、必ず医師の診断を受けるようにしてください。