赤ちゃんをうつ伏せ寝にするのは、基本的に避けましょう。乳幼児突然死症候群(「乳幼児突然死症候群」)というこわい病気の原因は、うつ伏せ寝、母乳以外によるほ育、お母さんや周囲の人たちの喫煙などが関係していることがわかっています。日本でこの病気で死亡した赤ちゃんは1997年に約600人でしたが、前述の3つをやめるキャンペーンを開始した1999年以降減り続け、2017年には全国で77人に減りました。 しかし、吐きやすい赤ちゃんや低出生体重児の場合は、うつ伏せ寝のほうが育てやすいことがあります。胃から腸へお乳の流れがよくなり、げっぷもでやすくなって呼吸もらくになることが多いのです。したがって医師のOKがでたら、かためのふとんかマットレスの上に寝かせて、うつ伏せ寝にしてもよいでしょう。
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