どんな病気?
単純疱疹が広い範囲に出現したもので、乳幼児にかぎらず、アトピー性皮膚炎の人に多発します。
症状
発熱、食欲不振とともに、赤い小水疱が多数できます。水疱がいくつか集まって膿疱化し、ただれて潰瘍になることもあります。水疱が多数みられる部位の近くのリンパ節がはれて、強い痛みをともないます。
顔や首、上肢などに多発し、重症になると強い脱水症状を起こしたり、乳児では、大泉門(前頭部の骨が合わさるやわらかい部分)がふくらむなど、髄膜炎症状を引き起こしたりします。
原因
単純疱疹ウイルスが、アトピー性皮膚炎のような、皮膚のバリア機能が低下している人に感染して起こります。かつて、この病気は、乳幼児が単純疱疹ウイルスに初感染したときの重症型の病気とされていました。しかし、最近では成人にもよくみられ、再発をくり返します。
治療
軽症では、抗ウイルス剤を服用します。重症の場合は、抗ウイルス剤の点滴を行います。初感染で重くなると、命にかかわります。早く皮膚科医を受診することが重要です。
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