爪をけがした(つめをけがした)

はがれた

 爪は、甘皮の奥のほうの指骨に近いところにある爪母という部分で増殖して先端に押し出されます。はがれたり、外傷を受けても爪母が残っていれば、爪は再生されます。

すぐにすること


・水で洗い止血して医療機関に急ぎます。
図「爪をけがした①」
はがれた爪をもとの位置にのせて、ガーゼなどで押さえ、その上からばんそうこうで止めるか包帯をして、受診します。
 はがれた爪が再びつくわけではありませんが、圧迫止血を効果的にするために爪をのせます。

大きな血まめができた


 爪の上に重いものを落としたり、なにかにはさんだりしたとき、爪の下で細い血管が破れて起こります。1〜2日後には黒っぽい血まめとなり、爪の下で圧迫され、痛くなることが多いものです。

すぐにすること


・まず、冷やします。
図「爪をけがした②」
冷たいタオルなどで冷やし、指を心臓より高くあげていると、ズキズキする痛みがやわらぐでしょう。
 ふだんのように指が動かなければ、爪の近くの指の腱が切れている可能性もあります。すぐに受診します。

ここに注意!


★爪がはがれかかっている場合、けっしてむりにはがしてはいけません。
★血まめはそれほど痛まなければ、放っておいてだいじょうぶ。新しい爪が生えてくるとともに血まめは消えます。
★爪のけがをきっかけに、ひょうそ
 爪の周囲をけがしたり、巻き爪で皮膚に爪がくい込んだりして傷ができたとき、その傷に細菌が入り、化膿することがあります。爪の下、ないしは爪のわきに化膿層ができることを、ひょうそ(「ひょうそ・爪囲炎」)といいます。
 ひょうそは、痛みがはげしいことが多いので、化膿がひどくなる前に医療機関で治療してもらいます。

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