レッシュ・ナイハン症候群(れっしゅないはんしょうこうぐん)

どんな病気?


核酸の主成分のプリンを代謝できず、腎障害、自傷行為、知的障害などが起こるX連鎖劣性遺伝病です。

症状


乳児期早期に嘔吐をくり返します。尿酸値が高く、おむつにオレンジ色の尿酸結晶がつくこともあります。生後2~3か月で腎結石がみられ、3~6か月ごろには脳性まひがはっきりします。2歳すぎて、自分の唇や舌をかむ自傷行為をはじめます。

治療


根本的な治療法はなく、薬で腎障害の進行や高尿酸血症による痛風関節炎を予防する対症療法を行います。また自傷行為を避けるために、遊びなどでほかに興味を向けさせることも大切です。最近は遺伝子治療(「希望とともに今後の研究が待たれる遺伝子治療」)に期待が寄せられています。

ベビカムは、赤ちゃんが欲しいと思っている人、妊娠している人、子育てをしている人、そしてその家族など、妊娠・出産・育児に関して、少しでも不安や悩みをお持ちの方々のお役に立ちたいと考えています。
本サイトは、妊娠・出産・育児に関して、少しでも皆さまの参考となる情報の提供を目的としています。

掲載された情報を参考に、気になる症状などがあれば、必ず医師の診断を受けるようにしてください。

今すぐ病院検索&予約
待ち時間なくラクラク受診♪

近くの病院を探す

関連するキーワード

核酸 プリン 腎障害 自傷行為 知的障害 X連鎖劣性遺伝病 くり返す嘔吐 尿酸値 尿酸血症 尿酸値が高い 高尿酸血症 おむつにオレンジ色の結晶 腎結石 脳性まひ 舌をかむ 唇をかむ 痛風関節炎 遺伝子治療 レッシュ・ナイハン症候群

関連記事

「慢性病のある子どものケア」
「小児慢性特定疾患医療とは」
「脳性まひ」
「染色体の病気」
「腎臓・尿路・性器の病気」
ベビカム医学辞典
powerd by babycome