薬の役目(くすりのやくめ)

 子どもには、病気を自力で治す自然治癒力が大人以上にそなわっています。しかし、病気の勢いが体力を上回るほど強く、症状が悪化したとき、病気を治す手伝いをしてくれるのが薬です。
 薬には、原因適応の薬と対症適応の薬があります。原因適応の薬は、病気の原因を取り除いて、病気を根本的に治す薬です。
 たとえば、結核や溶連菌感染症のように細菌が原因で起こる病気には、抗生物質を使って細菌を徹底的に殺して病気を治します。
 一方、対症適応の薬は症状をやわらげる薬です。たとえば、かぜの原因となるウイルスには特効薬がないため、解熱鎮痛剤、せき止めなどを使って症状をやわらげます。やがて、症状が消えて、「かぜは治った」ということになれば、薬の服用は中止します。
 しかし、同じ対症適応の薬でも抗アレルギー剤や抗けいれん剤、気管支拡張剤など、慢性疾患に使われる薬は、予防的な効果も含まれています。そのため、症状がみられなくなっても、医師の指示にしたがって服用を続ける必要があります。
 ふつう、病気の治療は、この原因適応の薬と、対症適応の薬の2つを組み合わせて行われます。

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