新生児仮死(しんせいじかし)

どんな病気?

酸素が胎盤から十分に供給されず、胎児が仮死状態で生まれてくるものです。

症状


仮死の程度は、全身症状でみるために評価がむずかしく、世界的にアプガースコア表「アプガースコア」を使って診断されています。アプガースコアとは、心拍数、呼吸、筋肉の緊張、反射、皮膚の色の状態を点数で表すもので、合計点数が低くなるほど仮死の程度が重く、危険な状態といえます。

原因


分娩の途中で臍帯がねじれたり、圧迫を受けたりして血液の流れが悪くなり、酸素が胎盤から胎児へ十分供給されない場合に起こります。

治療


アプガースコアの点数に応じて、蘇生などを行います。命をとりとめても、仮死状態は全臓器や脳に強い影響を与えるため、重い障害が残ることがあります。最悪の場合は死亡します。

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