気管異物と食道異物(きかんいぶつとしょくどういぶつ)

図「気管異物と食道異物」
 乳幼児がピーナッツなどの豆類を口に入れ、泣いたりした拍子に気管に吸い込まれる事故は絶えません。
 気道をふさげば、もちろん窒息の危険が大です。しかし、豆、種子類の気管異物は、たとえ呼吸困難をともなわなくても危険です。肺のほうへ落ち、知らずに放っておくと、豆の成分の油がしみ出て肺炎を起こすこともまれではありません。
 4~5歳までの子どもには、ピーナッツなどの豆類は食べさせないようにします。
 また、乳幼児には硬貨、ボタン型・コイン型電池、画びょう、ヘアピン、大人の睡眠剤、降圧剤などの治療薬なども危険です。
 気道につまれば窒息し、食道につまったり、食べたりすれば、中毒を起こしたり、粘膜を腐食して穴があく可能性があります。即、生命にかかわったりすることはありませんが、原則としてすぐに医療機関にいき、かならずとらなければいけません。
 危険物が胃まで落ちた場合は、便といっしょに排泄されることも多く、その対応は飲み込んだものによります。医療機関で相談します。
乳幼児のそばに、置いてはいけないもの
図「乳幼児のそばに、置いてはいけないもの①」
図「乳幼児のそばに、置いてはいけないもの②」

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