強迫症(きょうはくしょう)

どんな病気?

ばかばかしいと思いながら、ある考えや欲求がくり返し頭に浮かび、ある動作をくり返さざるを得なくなります。

症状


つまらないことと思いながらも、ある考えや欲求が頭に浮かび、やめようとすればするほど、それにとらわれる場合を強迫観念といい、あるいは強迫観念を打ち消そうとして、儀式のようにある動作をくり返す状態を強迫行為といいます。たとえば、トイレからでて手を洗っても汚れが気になって不安になり、何度も洗わないと気がすまず、30分以上も洗うことがあります。

原因


きびしくしつけられた、幼児期のトイレトレーニングをめぐる親子関係が原因とも、遺伝的な要素があるともいわれます。また、脳内の神経伝達物質のセロトニンの代謝異常とも関係があると考えられていますが、はっきりしません。なお、入園・入学などの生活環境の変化が、ストレスになり、悪化することがあります。

治療


抗不安薬や抗うつ薬などの薬物療法、行動療法などで治療します。ほとんどの例では、日常生活に支障がない程度に回復します。親は子どものくせぐらいにとらえ、顔をしかめたり、神経質にならないことが大事です。

ベビカムは、赤ちゃんが欲しいと思っている人、妊娠している人、子育てをしている人、そしてその家族など、妊娠・出産・育児に関して、少しでも不安や悩みをお持ちの方々のお役に立ちたいと考えています。
本サイトは、妊娠・出産・育児に関して、少しでも皆さまの参考となる情報の提供を目的としています。

掲載された情報を参考に、気になる症状などがあれば、必ず医師の診断を受けるようにしてください。

今すぐ病院検索&予約
待ち時間なくラクラク受診♪

近くの病院を探す

関連するキーワード

強迫観念 儀式 同じ動作をくり返す 手を洗う 神経伝達物質 セロトニン 代謝異常 ストレス 生活環境の変化 抗不安薬 抗うつ薬 行動療法 強迫神経症

関連記事

「子どもにもある心身症」
「幼児期の体と心の発達と日常のケア」
「2歳〜3歳のころの発達と日常のケア」
「幼児期の体・心・生活習慣の心配と対処法」
「心の問題と体のトラブル」
ベビカム医学辞典
powerd by babycome