耳を調べる(みみをしらべる)

図「ティンパノメトリ検査」

どんな検査?


鼓膜の動きを調べるティンパノメトリ検査と、耳の聞こえを調べる聴力検査とがあり、ともに日常よく行われます。

検査のしかた


ティンパノメトリ検査は、音がでるプローブ(発信器)のついた器具を耳の穴に押しつけ、反射される音圧から鼓膜の動きを調べます。外来でできる簡単な検査です。
 聴力検査はオーディオメーターという装置がだす、いろいろな大きさや高さの音をレシーバーで聞きとり、音が聞こえたら合図をします。
 ただし、3~4歳以上でないと行うのはむずかしいので、それ以下の乳幼児の場合はABR検査を行います。
 この検査は脳波を利用し、脳波の変化で音が聞こえているかどうかを測定します。赤ちゃんや昏睡状態にある人でも検査ができるので、現在、脳死判定にも用いられている検査です。

検査でわかること


①滲出性中耳炎など

 中耳腔に液体がたまっていると鼓膜が動かないので、ティンパノメトリ検査で、滲出性中耳炎であるかどうかが確認できます。子どもに多い病気なので、鼻かぜのあとや急性中耳炎のあと(とくに難聴のあるとき)に行います。急性中耳炎の診断にも役立ちます。

②難聴

 聴力検査は、耳の聞こえが悪いようだと思われる場合に行い、難聴かどうかを調べます。正常値よりも大きい音でないと聞こえない場合は、その音の強さによって、難聴の程度を診断します。

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