挫傷と挫創のちがい(ざしょうとざそうのちがい)

 転落したり、衝突したり、落下物にあたったりして傷を負うなど、打撲によってできる傷は、挫傷と挫創にわかれます。挫傷は、皮膚の表面に開いた傷がない場合、挫創は傷が開く場合をいいます。
 一般に、皮膚や大血管、腱などは丈夫ですが、毛細血管や結合組織は損傷を受けやすいといえます。そのため、傷口が外には開かない挫傷の場合でも、皮下に出血してはれ、血腫ができたり、末梢神経をおかしたりすることがあります。損傷部分が広いと、体が血液を吸収するときに発熱することもあります。
 この場合、患部を冷やし、足を高くして横になり、ようすをみます。うとうとしたり、意識がはっきりしなかったり、呼吸の乱れがあるときは、すぐ病院にいきます。
 一方、傷口が大きく開いている挫創の場合は、皮膚の深くまで傷ついていることがあり、また傷口から感染することもあるので、止血をしたらすぐに病院にいきます。
 症状が軽くても、痛みが続いたり、しびれなどの感覚障害や手足が動かないなどの運動障害があるときは、すぐに受診します。
 なお、打ち身による軽いうっ血はそのまま放置しておいても自然に治ります。浅い切り傷は流水で洗って汚れを落とし、刺し傷は傷口を押して血を絞り出し、消毒して救急絆創膏や殺菌パットをあてます。

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