どんな病気?
左心室と右心室とをわける壁(中隔)に穴があいていて、肺への血流量が増加するなどの障害が起こります。
症状
心室の中隔に穴があいている病気ですが、穴の大きさや数、位置は子どもによってさまざまです。生後すぐ、あるいはまもなくして、正常な心臓音以外の音(心雑音)が確認できます。
軽症の場合は、まったく症状がでないケースから、たんやせきがでやすいケースまであります。重症の場合は、肺へ血液が多量に流れ込む肺高血圧症や、心不全を起こして、生命に危険がおよぶこともあります(「心不全」)。
治療
小さな穴で肺高血圧症がみられなければ、治療を必要としない場合がほとんどです。そのまま放置しておいても、3歳ごろまでに自然に穴がふさがります。
肺高血圧症を起こしている場合は、1~2歳のころまでに手術を行います。穴が大きく、重症の場合は、生後1~2か月くらいでも、穴をふさぐ手術を行います。
3歳をすぎても穴がふさがらないことがあります。この場合は、穴が小さく、日常生活に支障がないようなら、ようすをみて学童期になってから手術をすることもあります。
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掲載された情報を参考に、気になる症状などがあれば、必ず医師の診断を受けるようにしてください。