どんな病気?
組織侵入性大腸菌、毒素原性大腸菌、腸管病原性大腸菌、腸管出血性大腸菌の4つの菌が感染して発症します。症状
感染して10〜30時間で発症します。組織侵入性大腸菌の症状は発熱としぶるような腹痛、そして血便です。毒素原性大腸菌では、腹痛と水様性の下痢がみられます。O−157に代表される腸管出血性大腸菌は鮮血便と、はげしい腹痛が特徴です。ベロ毒素をつくりだして溶血性尿毒症症候群を引き起こしたり、腎障害から腎不全(「腎不全」)になったり、脳症(「急性脳症」)を起こして意識が混濁したりします。感染者の1割は重症化するといわれます。腸管病原性大腸菌の感染は乳児に多く、嘔吐、腹痛、水様性の下痢が特徴です。
原因
大腸菌は人や動物の腸管の中に生息し、ほとんどが非病原菌です。前述の4つの大腸菌だけに病原性があり、汚染された水や食べ物から感染します。
治療
脱水症状には輸液をし、抗生物質で治療します。溶血性尿毒症症候群による腎不全では、透析が行われます。
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