薬品などのガスを吸う(やくひんなどのがすをすう)

塩素ガスを吸った


 次亜塩素酸ナトリウムを含むトイレ漂白剤や排水パイプ洗浄剤などと、酸性タイプのものを混ぜると、塩素ガスが発生します。目や鼻、気管粘膜などの湿った組織に障害を起こし、高濃度だと呼吸ができなくなります。

すぐにすること


・換気のよい場所に運び、呼吸を確認。
 呼吸がなければ、人工呼吸(「人工呼吸を行う」)をします。同時に救急車を呼びます。
図「ガスを浴びた服を脱がせる」
ガスを浴びた服はすぐ脱がせます。

防水スプレーを吸った


 閉め切った部屋や車の中などで、防水スプレーを使用すると、細気管支炎(「細気管支炎」)を起こし呼吸困難になります。
図「無題」
 密閉状態の部屋や、子どものいるところで防水スプレーを使用してはいけません。

すぐにすること


・換気のよい場所に運び、意識、呼吸を確認します。
 呼吸がなければ人工呼吸をし、同時に救急車を呼びます。

ここに注意!


★最近はアウトドアでの活動がさかんですから、ひんぱんに防水スプレーの類を使用することが多いものです。
 また、趣味で油絵を描いたり、日曜大工仕事をすることも多いでしょう。油絵の具の薄め液、ラッカー、シンナー、またライターのガスなど、家庭内には危険物がたくさんあります。
 密閉した場所で使わないよう、また子どもがかってに口にしたり、吸ったりしないように気をつけます。
★シンナー中毒を起こすと、低血圧になり、意識障害を起こします。そこまでいたらない場合には嘔吐することが多いものです。すぐに換気のよい場所に運び、受診します。

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