退院~1か月健診までの赤ちゃん

退院~1か月健診までの赤ちゃん
全身状態チェックポイント(ぜんしんじょうたいちぇっくぽいんと)

新生児期は、あまり病気にかからない時期。気になる症状があれば、迷わず受診を


 赤ちゃんの心配な病気や異常は、生まれてすぐに病院で行われる検査などで発見されます。
 しかし、退院後にお母さんの観察が病気や異常の発見のカギとなることもあります。たとえば、肥厚性幽門狭窄症(「先天性食道閉鎖症/先天性肥厚性幽門狭窄症」)という病気もその1つ。生後2~3週間ころから、授乳のたびにお乳を噴水状に勢いよく吐くなどの症状が現れます。また胆道閉鎖症(「胆道閉鎖症(新生児)」)は、くすんだ白、またはクリーム色など、淡い色で、固形分の多い硬めのうんちが続くのが特徴です。肥厚性幽門狭窄症は、ひんぱんな嘔吐によって脱水や栄養不足を引き起こします。胆道閉鎖症は、胆汁のつまりから「肝硬変」)に進んだり、ビタミンKの不足から出血が止まりにくくなり、脳内出血や消化管出血などが起こります。どちらも早めの手術が必要です。授乳やおむつ替えのときなど、ふだんから赤ちゃんの体をよく見たり、ふれる習慣をつけましょう。
 また新生児期は、かぜなどの病気にかかることはあまりありませんから、高熱をだす場合は、肺炎などの重大な病気が心配。すぐに受診が必要です。

ベビカムは、赤ちゃんが欲しいと思っている人、妊娠している人、子育てをしている人、そしてその家族など、妊娠・出産・育児に関して、少しでも不安や悩みをお持ちの方々のお役に立ちたいと考えています。
本サイトは、妊娠・出産・育児に関して、少しでも皆さまの参考となる情報の提供を目的としています。

掲載された情報を参考に、気になる症状などがあれば、必ず医師の診断を受けるようにしてください。

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