O脚(おーきゃく)

どんな病気?


足を伸ばしたときに、膝が離れている状態をいいます。多くが発育中に起こり、心配のないものがほとんどです。

症状


両足をくっつけて伸ばしたときや、立ったときに、膝のあいだが開いており、大人の指が3指以上、入る場合をいいます。
図「O脚のチェック法」
O脚は両膝のあいだが指3本以上開く。
図「X脚のチェック法」
X脚は両足のあいだが指3本以上開く。

原因


多くは発達のプロセスで起こる一時的なもので、むしろ1歳半ごろまでは、O脚がふつうです。
 これは胎内にいたときの姿勢が、O脚になるようになっているためです。X線検査をしても、病的な変化は認められないのがふつうです。一方、病的なO脚としては、膝下の脛骨の上部の関節面に、発育異常が起こるブローント病や、全身の骨の発育異常をともなうくる病(「くる病」)などがあります(「ブローント病」)。

治療


ふつうのO脚は成長するにしたがい、1歳半~2歳のあいだに自然に治ります。ブローント病では、装具による治療が必要になることがあります。くる病ではさらにビタミンD剤などによる内科的治療も必要で、装具を用いたり、重症の場合、手術も行われます。

家庭でのケア


1歳半くらいまではようすをみて、治りが悪いときは受診しましょう。ブローント病やくる病でなければ、自然に治ります。

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