巨頭症・大頭症(きょとうしょう)

どんな病気?

頭囲が、乳幼児の成長曲線の上限より大きい場合を巨頭症、脳の容量が増大するものを大頭症といいます。

症状


前頭部から後頭部にかけて頭の周囲をはかったとき、その最大値を頭囲といいます。
 頭囲は脳の発達とともに大きくなります。この頭囲成長曲線の上限よりも上回って、頭が大きい場合を巨頭症、さらに脳の容積が増大して大きいものを大頭症といいます。多くは、精神や運動の発達の障害やてんかんなどをともないます。ただし、巨頭症には、家系的に頭が大きい場合があり、障害をともなわないものも少なくありません。

原因


代謝異常による神経細胞の肥大や増殖などを起こす神経皮膚症候群(「神経皮膚症候群」)、脳のはれ、脳に水がたまる硬膜下腔液体貯留などの疾患が原因になります。

治療


精神や運動の発達障害については療育、てんかんに対しては薬物療法、硬膜下腔液体貯留については髄液を腹腔などに導き出す外科手術など、それぞれの症状に対して治療を行います。

ベビカムは、赤ちゃんが欲しいと思っている人、妊娠している人、子育てをしている人、そしてその家族など、妊娠・出産・育児に関して、少しでも不安や悩みをお持ちの方々のお役に立ちたいと考えています。
本サイトは、妊娠・出産・育児に関して、少しでも皆さまの参考となる情報の提供を目的としています。

掲載された情報を参考に、気になる症状などがあれば、必ず医師の診断を受けるようにしてください。

今すぐ病院検索&予約
待ち時間なくラクラク受診♪

近くの病院を探す

関連するキーワード

頭が大きい 脳のはれ 脳の大きさの異常 脳に水がたまる てんかん 精神の発達障害 運動の発達障害 巨頭症 大頭症

関連記事

「てんかん」「精神遅滞(知的障害)」
ベビカム医学辞典
powerd by babycome