中耳炎(ちゅうじえん)

 中耳炎は、細菌感染などの炎症で、中耳に分泌液がたまった状態のことです。発熱、耳痛など急性感染の症状や、鼓膜の発赤などがみられる急性中耳炎と、急性感染症状のない滲出性中耳炎があります。
 どちらも乳幼児期に多くみられ、自然治癒が多い病気です。
 中耳炎は非常に心配されることが多い病気ですが、中耳炎による合併症は、さほど多くはありません。急性中耳炎の合併症として急性乳様突起炎がありますが、現在では0.1%以下です。また滲出性中耳炎でも軽度の難聴による言葉の遅れが問題になっていますが、5~6歳までには言葉の発達に差がなくなることがわかっています。重症の難聴を起こす可能性のある真珠腫の発症も小児の10万人に6人程度で、非常にまれな合併症です。
 中耳炎をくり返し起こす子どももいますが、3歳をすぎればあまり起こさなくなります。

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