特発性血小板減少性紫斑病(とくはつせいけっしょうばんげんしょうせいしはんびょう)

どんな病気?

骨髄での血小板の造成には異常がありません。感染ウイルスに対して抗体がつくられ、その抗体によって血小板がふつう以上に破壊され減少します。

症状


急性上気道炎(かぜ)や風疹などのウイルス感染症のあとに発病し、数か月から半年くらいで回復してくる急性型と、原因は不明で、数年から数十年にわたって続く慢性型があります。子どもの場合、ほとんどが急性型で、突然、体のあちこちに米粒大から500円硬貨大の紫斑が生じ、歯ぐきや鼻粘膜から出血することもあります。

原因


急性型はウイルス感染で起こりますが、ウイルスそのものが血小板を破壊するわけではなく、免疫的な反応を介して起こるとされています。

治療


急性型の場合、2か月から6か月で治ります。血小板減少がはげしい初期には、入院して副腎皮質ホルモン剤(ステロイド)の投与が行われます。重症の場合、人免疫グロブリン(ガンマ―グロブリン)の大量投与が行われることもあります。

家庭でのケア


通常どおりの日常生活が可能となっても、医師の許可がでるまでは、ラグビーや格闘技などのけがをしやすい危険な運動や冒険は避けます。

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