微細脳機能不全(学習障害・注意欠陥多動症)(びさいのうきのうふぜん)

どんな病気?


知能は平均以上ですが、学習や運動の障害、多動などの行動異常がみられ、集団にとけ込めない状態です。

症状


知能はふつうに発達しています。しかし、1つのことに集中できず、つぎつぎに気が変わる、そわそわして、じっとすわっていられない、やたらに動きまわるなどの症状があり不器用です(「注意欠陥多動症」)。
 学童期になると学習面でも問題が生じます。計算がスムーズにできない、おしゃべりなのに、本を読ませるとつっかえたり、字を抜かして読んだりします。
 日常生活でも、人の話をよく聞き取れない、方角や左右がすぐに判断できにくいなど、言葉や記憶に問題が生じます(「学習症」)。

原因


明らかな脳障害が認められるわけではありませんが、中枢神経機能の異常が考えられます。分娩時の異常や髄膜炎(「髄膜炎」)などが原因になることもありますが、多くは不明です。

治療


家族へのカウンセリングを行い、子どもには不安や緊張を除く精神療法や日常生活の指導を行います。
 症状が重い場合は中枢神経刺激剤を用います。

家庭でのケア


「落ち着きなさい」などとしかって、子どもに不安感を与えたり、緊張させたりしないようにします。

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