巨赤芽球性貧血(きょせきがきゅうせいひんけつ)

どんな病気?


赤血球がつくられる際に必要なビタミンである葉酸やビタミンB12が欠乏して起こります。骨髄には大きい幼弱な赤血球である巨赤芽球が現れます。

症状


一般的な貧血の症状のほかに、舌炎や下肢のしびれなどの神経症状を訴えることがあります。

原因


葉酸やビタミンB12の欠乏で、赤血球の造成がうまくいかず、正常の赤血球よりもずっと大きい、巨赤芽球が現れます。こういった赤血球は、成熟しないうちに死んでしまうことが多く、そのために貧血が起こります。
 通常の食事では、葉酸やビタミンB12が貧血を起こすほど不足することはありません。重症の萎縮性胃炎や小腸の切除、あるいは小腸の病気などがあって、これらの栄養素が吸収されないときに起こります。

治療


内服や注射で、これらのビタミンを補充します。

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