慢性腎炎(まんせいじんえん)

設備のととのった病院で妊娠・出産に万全を期します

母体への影響

 ⇒ 妊娠によって慢性腎炎が悪化することは少ないと考えられていますが、慢性腎炎があると、重症の妊娠高血圧症候群(「妊娠高血圧症候群」)、常位胎盤早期剥離(「常位胎盤早期剥離」)、肺水腫、脳出血を起こしやすくなります。高血圧を合併した場合や、腎機能の低下が持続する場合は、原則として妊娠を中断します。

赤ちゃんへの影響

 ⇒ 子宮内胎児発育遅延(「子宮内胎児発育遅延とは?」)や胎児機能不全(胎児仮死)(「胎児機能不全への医学的な対応」)が起こりやすく、また低出生体重児(「新生児の病気/低出生体重児」)が生まれる頻度も高くなります。

日常生活の注意

 ⇒ 安静と塩分制限が基本です。妊娠を管理するため、早期に設備のととのった病院にうつります。

分娩方法

 ⇒ お母さんの症状によりますが、帝王切開の可能性が高くなります。

ベビカムは、赤ちゃんが欲しいと思っている人、妊娠している人、子育てをしている人、そしてその家族など、妊娠・出産・育児に関して、少しでも不安や悩みをお持ちの方々のお役に立ちたいと考えています。
本サイトは、妊娠・出産・育児に関して、少しでも皆さまの参考となる情報の提供を目的としています。

掲載された情報を参考に、気になる症状などがあれば、必ず医師の診断を受けるようにしてください。

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