先天性胆道拡張症(総胆管拡張症)(せんてんせいたんどうかくちょうしょう)

どんな病気?

肝臓から排出された胆汁が胆嚢から膵臓をとおり十二指腸の乳頭にでる管を総胆管といい、これがふくらみます。

症状


胆管のはれによる右上腹部の腹痛、腹部のはれ、胆汁の分泌がスムーズにいかずに血液中にたまるために起こる黄疸が3大症状です。そのほか胆汁が腸管に流れないために生じる灰色の便、発熱、嘔吐などがみられます。

原因


膵臓の膵管と胆管は十二指腸のファーター乳頭のところで合流して分泌されます。この膵管と胆管の形態異常や括約筋の作用が弱くて、合流異常を起こし、膵液が胆管に流れ込んで炎症を生じ、拡張するとみられます(「ファーター乳頭」)。

治療


手術により、拡張した胆管を切除し、胆管と腸を縫い合わせます。予後は良好です。

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