どんな病気?
常用量の薬を使っている途中でのアレルギー反応です。多くは、原因となる薬を中止すれば改善します。
症状
多くは薬疹(「薬疹」)といわれる、発疹、発赤(皮膚が赤くなる)、かゆみなどの皮膚の症状がおもです。ときに気分が悪くなる、吐きけがする、吐くなどの胃腸障害がでることがあります。
まれにアナフィラキシー・ショックを起こすことがあります。急速に全身にじんま疹が広がり、はげしい嘔吐、呼吸困難や血圧低下などが生じます。
原因
アレルゲンになる薬には、解熱剤、鎮痛剤、止痢剤、抗生物質などがあります。とくにアトピーの乳幼児では、内服薬に含まれる卵成分の消炎酵素薬のリゾチームや牛乳成分のタンナルビン中のカゼインにより、アナフィラキシー・ショックを起こすことが知られています。
治療
使用していた薬をすべて中止し、必要ならかわりの薬を用います。同時に薬の使用歴や処方、アトピー体質や特異体質などのチェックを行い、再発を予防します。
薬を中止すれば症状は消えます。湿疹が消えない場合は外用薬を使用し、重篤なアナフィラキシー・ショックを起こした場合は、ただちに救急車を手配します。病院では、気道を確保して、輸液を行い、抗ヒスタミン剤や血圧維持の塩酸ドーパミン、気管支けいれんをおさえるネオフィリンなどを投与し、経過を観察します。
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掲載された情報を参考に、気になる症状などがあれば、必ず医師の診断を受けるようにしてください。