薬の副作用(くすりのふくさよう)

副作用の症状はいろいろ


 薬は病気を治すために使われますが、どの薬も、いくつかのはたらきをもっています。このうち、求めている効果が現れるのを「作用」といい、体に都合の悪い、求めていない現象が現れるのを「副作用」といいます。これは、多かれ少なかれ、どんな薬にもみられるものです。
 食欲不振や吐きけ、下痢、動悸、眠気、発疹、かゆみなどが副作用の代表的な症状です。たとえば抗生物質を服用すると下痢や発疹などの副作用を起こすことがあります。
 また、かぜやアレルギー性鼻炎(花粉症など)にみられるくしゃみや鼻みず、鼻づまりを軽減したり、あるいはアトピー性皮膚炎やあせも、虫刺されなどのかゆみをおさえるのに使われる抗ヒスタミン剤は、眠気やのどの渇きなどの副作用が特徴です。
 ぜんそく発作をおさえる気管支拡張剤では、手のふるえや動悸などがみられることがあります。
 使用する薬の副作用とその対処法をあらかじめ医師や薬剤師に聞いておきましょう。市販薬の場合は、説明書をきちんと読むことが大切です。

症状が現れたら医師に相談


 副作用の多くは、薬をやめれば症状がおさまりますし、医師は副作用を考えたうえで薬を処方しています。また、病気を治すという目的のためには、多少の副作用はやむをえないこともあります。神経質になって、かってに服用を中止したり、指示どおりに薬を使わないで、病気の回復を遅らせることのないようにしましょう。
 ただ、服用後、顔色が悪く呼吸が苦しくなるような症状がみられたら、すぐに医師に連絡しましょう。なお、副作用がでるかどうかは体質や、そのときの体調にもよります。薬によるものなのか、病気によるものなのか判断がむずかしいものです。軽い症状でも気になることは医師に相談してください。

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掲載された情報を参考に、気になる症状などがあれば、必ず医師の診断を受けるようにしてください。

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