ホームケアのポイント皮膚のトラブル対処法(ひふのとらぶるたいしょほう)

感染症が疑われる際の受診の注意

 感染症を疑って受診するときは、ほかの子どもにうつさないように、受付に申し出て、指示にしたがいます。
 感染症と診断されたら、多くは登園や登校が禁止となり、外出はひかえ、友だちとの接触は避けます。いつ登園や登校ができるかは、主治医に相談しましょう。保育園や幼稚園、学校によっては、医師の治癒証明書や登園(校)許可証が必要なこともあります。(「学校感染症」「りんご病・手足口病と登園・登校」「おもな感染症の登園のめやす」)。
 その感染症にかかったことのないきょうだいがいるときは、ガンマ―グロブリンなど症状を軽くする治療が有効なこともあるので主治医に相談してみましょう。
 なお、感染症にかかり体力がなくなっていると、肺炎や脳炎を合併することがあります。病気が特定されても安心せず、経過をよく観察しましょう。また、感染症が治ったあとは体力が落ちているので、むりをしないようにしましょう。

かゆみをおさえることが大切


図「無題」
 皮膚のトラブルの多くは、かゆみが強いので、かきこわさないように爪は短く切ります。場合によっては、患部をガーゼなどでおおうのも方法です。
 あせも(「あせも・あせものより」)やおむつかぶれ(「おむつかぶれ」)などの皮膚のトラブルは、皮膚を清潔にすることが第一の予防です。入浴やシャワーで皮膚を清潔に保ちましょう。
 ただし体があたたまると、かゆみが強くなります。ぬるめのお湯で、長湯は避けます。なお、とびひ(「伝染性膿痂疹(とびひ)」)や水ぼうそう(「水ぼうそう(水痘)」)は、発疹の状態によって、入浴で発疹が広がってしまうこともあります。入浴の可否については、主治医に確認しましょう。
 石けんは、刺激の少ないものを選び、よく泡立ててその泡でやさしく洗います。ゴシゴシこするとかえって皮膚を刺激するので、日中のシャワーの場合は、石けんを使わず洗い流す程度にしましょう。

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