出産場所別「助産院」の体験談 出産

助産院は妊娠・分娩のスペシャリストである助産師さんが妊娠・出産をサポートしてくれるお産施設。アットホームな雰囲気の中で出産できるのが特徴です。ここでは先輩ママたちの助産院での出産体験談をまとめて紹介します。

体験談はベビカムで募集したママたちの投稿を掲載しています。あくまでも一個人の経験としてお読みください。症状や対処の判断は、医師にご相談ください。

  • 助産院で出産の予定も、血圧が上がった結果、病院で産むことに…

    妊娠がわかってから、どこの病院で産むかかなり迷っていました。友人に聞いたり口コミを見たり。家からあまりにも遠いのも妊婦健診に行くのが大変なので、ある程度近場で…などなど。
    そんな時に、母から「弟を出産した助産院ではどうか」と勧められて、そこで産むことにしました。
    そこの助産師さんはかなりのベテランで、自分助産院を始める前の病院からトータルすると、5000人を取り上げたと言っていました。「安心できるなぁ」と思いながら健診に通っていました。鉄分が不足しがちなのでその対処方法や、冷え症対策、逆子体操など、さまざまなことを教えてもらいました。
    血液検査など助産院ではできない検査は、提携先の病院で行うのですが、出産後期になって血圧が高くなってしまい、助産院での出産は難しいと判断に…。結局、病院で出産することになってしまいました。
    助産院での出産を希望していたので、残念な気持ちで助産師さんに電話をしました。でも「赤ちゃんが無事に産まれることが1番大切だから!」と励まされ、安心しました。 その後、無事に出産してから助産師さんにも赤ちゃんを見せに行きました。喜んでもらえて、とてもうれしかったです。

    妊娠40週/初めての出産 助産院(愛知県/ぷぅーーくん/31歳)
  • 2つの産院候補から選択。決め手は費用・清潔感・そしてアロマ

    里帰り出産の予定がなかったので、自宅から通いやすいところに絞って選びました。産院を決める時は車も持っていなかったため、自宅から徒歩、バス、自転車で行けて、仕事帰りに行く時のことも考えて駅近であることまで考えると、選択肢は2箇所でした。
    1つは自宅からバスで15分、出産手当金の範囲内で産めるけれどもワンフロアに外来から出産・入院施設まであるアットホームな産院。陣痛室はなく、小さなスペースだけなのが気になりました。もう1つは駅徒歩10分、自宅からは自転車で10分でしたが、きれいで開放的な助産院。全室シャワー・トイレ付きの個室で、入院費で10万前後の出費が見込まれました。
    結局、全室個室だと、個室料金も確定申告で医療費控除の対象になることと、産院のアロマのいい香りに惹かれ、後者の産院を選びました。陣痛室と分娩室が2つずつあり、陣痛室で出産となってもいいほどきれいだったのも大きな決め手でした。
    実際産んでみて、入院期間もゆっくり自分のペースで過ごせたので、もし今後2人目が生まれる時も、その産院にまたお世話になろうと思っています。

    妊娠41週以上/初めての出産 助産院(福岡県/はゆ/31歳)
  • お寺での雑巾がけやへその緒カット…助産院ならではの経験ができました

    以前は「出産は病院でするもの」と思っていましたが、結婚する直前に知り合った助産師さんから、助産院で生むという選択肢を教えてもらい「いつか自分も助産院で!」と思うようになりました。
    ネットでいくつか近くの助産院を探して電話で印象が良かったところを選び、ドキドキしながら出かけていきました。
    迎えてくれたのは「ザ・関西のおばちゃん」(笑)。 なんでも相談しやすく、ズバッと指摘もしてくれて、夫のこともいじりながら、健診はとても楽しい時間でした。
    頭が大きいと予想された我が子。帝王切開になると助産院では出産できないため、予定日直前にお知り合いのお寺まで連れて行ってもらい、雑巾掛けをさせてもらいました(笑)。なんでも、雑巾掛けの体勢がお産に向けて良いそうです。その甲斐あってか、予定日前日に陣痛がありました!
    深夜に産院をあけてくださいましたが、「まだだね~」ということで一度家に帰ることに…。しかし、痛みに耐えられなくなって早朝にまた産院へ。
    助産院には和室があり、そこで出産しました。陣痛が激しくなったときは、助産師さんの膝の上に座らせてもらって耐えました。好きな体勢で産めるのですが、私は布団の上でいきむことに。そして、赤ちゃんの頭が出てきたら「さわりなぁ~」と私の手を伸ばしてくれました。へその緒は、ビビる夫の手にハサミを持たせて、夫が切りました!
    自分にとっても夫にとっても居心地がよく、とてもいい経験をさせてもらいました。また次も助産院がいいですね!

    妊娠39週/初めての出産 助産院(京都府/みかん/36歳)
  • 自宅出産の予定がお産がかぶり、急きょ助産院で出産することに!

    3番目の子を自宅出産したため、今回も実は生まれるその日までは自宅出産の予定でした。
    予定日を2日過ぎた健診の日。この日は日曜日だったため家族がそろっていたこともあり、「今日産むぞ!」と意気込んでいました。午前中に助産院にいき、健診と共に卵膜剥離をしてもらい、帰宅するとすぐに陣痛が始まりました。そのまま自宅出産になる予定でしたが、助産師さんに電話すると「もう1人受け持ってる方も陣痛がきて助産院にいるため、家に行けない」と、助産院での出産をお願いされました。
    助産院でも一部屋好きに使ってよかったので、陣痛中は家族で『ジュラシックパーク』の映画を見ながら過ごしていました。結局、出産場所は助産院のお風呂になりました。綺麗な一軒家の助産院で、お風呂場もかなり広く落ち着いていて、家族立ち会いのもとで、無事に出産できました。
    産後は助産院で体を休ませ、出産した3時間後に自宅に帰宅、家族6人での生活をスタートさせました。自宅出産よりも、産後すぐ帰宅したところがアメリカンだなと自分でも感じました(笑)。ちなみに、お世話になった助産院は開業10年目ですが、お産の日にちが被ったのは初めてだったみたいです。

    妊娠40週/3人目の出産 助産院(東京都/さとみん/27歳)
  • 助産院で水中出産を経験!痛みなく出産でき、産後も快適でした

    こんにちは、大阪で薬剤師をしています。4人子供がいてます。大阪市生野区にある「motherゆり助産所」で、二人目を水中分娩しました。
    助産院では医療行為はできないため、検診は提携病院と助産院と両方あり、少しでもリスクがあると病院出産になります。貧血、逆子、感染症検査が陽性の場合も病院出産になるそうです。また、妊娠中は、マクロビの指導がありました。
    出産当日は朝方に「おしるし」があり、助産院に向かいました。到着すると子宮口は3cm開いており、大きな「バースプール」に入りました。漆喰と無垢の杉板で造られた助産院で優しい木の香りに包まれ、とても幸せでした。私一人に、助産師さんが2人でサポートしてくれ、一人目の病院出産で経験した「一人で陣痛に耐える」のとは、大違いでした。
    陣痛がくるたびに、助産師さんが痛みを和らげるツボを押してくれるので、痛みがほとんどありません。会陰切開もありません。ずっと横で荻田助産師さんがいて、会陰を伸ばしてくれます。会陰を切らないので、血が出ません。陣痛の合間は、おにぎりなども食べます。
    温かい水中での陣痛は本当に楽で、家族に見守られながらのお産は、最高でした。産後すぐに長男(当時3才)がへその緒を切ってくれました。子宮収縮剤は使わず、赤ちゃんに2時間おっぱいを吸ってもらい子宮を収縮させていきました。
    「motherゆり助産所」では産後も食事指導、運動、心の持ち方などたくさん指導があります。入院時の食事は、個々の体調に合わせた有機野菜でとてもおいしかったです。また、サークル「ゆりね」があり、ワクチンやアレルギー、薬を使わない子育てなどの勉強会をしてくれるので、とても安心して子育てができました。「ゆりね」は定期的に開催されているので、それぞれの出産体験なども聞くことができてよかったです。

    妊娠40週/2人目の出産 助産院(大阪府/川本薬剤師/45歳)
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