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産後・育児の不安解消 専門家Q&A 妊娠の不安解消

この記事を監修したのは…

河合 蘭さん

河合 蘭さん

3人の子を育てながら、出産を専門に雑誌・単行本・イベント・ラジオなどで活躍するジャーナリスト。
2016年、著作『出生前診断 出産ジャーナリストが見つめた現状と未来』(朝日新聞出版)で…

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2015.8更新

アンケートに寄せられた出産後の不安について、ご自身3人のお子さんのママであるも出産ジャーナリスト河合蘭さんにお答えいただきました。

Q.主人の仕事が遅く、近くに両親も友人もいないため毎日ひとりで育児をすることに不安を感じます。

日中ずっとひとりで赤ちゃんの世話ばかりしているのは、いいことではありません。だんだん精神的につらくなってきます。地域の育児サークルや児童館などに積極的に足を運んでみては? 「仲間に入れるだろうか」とはじめは不安があるかも知れませんが、子どもを通して友人ができ、新しい交流がはじまります。地域の子育て支援情報は、役所で教えてもらうことができます。

Q.2人目なので、上の子が下の子に嫉妬しないか、赤ちゃん返りをしないか、私の愛情がうまく伝えられるかが心配です。

赤ちゃん返りは悪いことではありません。子どもは必要なことを求めてきます。ママを試していることもありますが、それを受け入れてあげたら上の子も安心するでしょう。どうしても下の子中心の生活になってしまいますが、上の子を抱きしめたり、言葉をかけたりする時間をとるように心がけてください。もし上の子が寂しがっているなと感じたら、たまには下の子を預け、親子3人でおでかけして一人っ子気分を満喫させてあげるのもよいのでは?子どもが増えることで母親の愛情は半分にはなりませんよ。逆に2倍、3倍になるのです。

Q.自分はよい母親になれるか心配です。

妊娠する前に「親になる自信がない」という人はとても多いですね。でもそう思いながらも、妊娠するとからだの変化にともない不思議と母親になる自信がでてくるものです。しかし、出産後「いい母親になろう」としてからだも精神もクタクタになるまで頑張ることはありません。そのようなときは、夫や親、友人、誰でもいいので、助けてもらいましょう。「いい母親」「優秀な母親」より、赤ちゃんは、ふつうの「笑っているママ」が好きです。

Q.母乳育児をしたいが自分のおっぱいがでなかったらどうしようと思っています。

妊娠中に母乳に関することを本などで少し勉強してみては? ほとんどの人は、はじめは出が悪い、出過ぎるなどいろいろな悩みが起こるものですが、根気よく赤ちゃんが泣く度におっぱいを与え続けることが大切です。それでもうまくいかないようなら、プロに助けを求めることをおすすめします。分娩したところに母乳に詳しい人がいないときは、地域の保健センターなどで母乳の相談に乗ってくれる助産院や病院の母乳外来を教えてもらってください。

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