健診のじょうずな活用法(けんしんのじょうずなかつようほう)

赤ちゃん時代の健診の目的

図「無題」
 乳児健診の目的は、赤ちゃんの栄養状態も含めて、病気や先天的な異常を早いうちに発見することです。また、お母さんが小児科医に育児の悩みを相談したり、育児書に書いてあることを確認できる機会でもあります。このとき、予防接種の受け方や、離乳食のすすめ方なども聞いておくと迷いません。
 また、お母さんどうしが育児の情報などを交換して、お互いの交流をはかる場として利用するのもよいでしょう。

幼児期の健診の目的


図「無題」
 幼児期の健診の目的は、乳児健診で発見できなかった先天性の異常や病気、体や言葉の発達の遅れをみつけることです。
 また小児科医は、健診にくる親子のようすから、子どもの性格上の問題や、親子関係がきちんときずかれているかなどもチェックします。たとえば、ほとんどの子どもは診察中は泣いていますが、お母さんに抱かれるとぴたりと泣きやみます。
 医師はそれを親子関係が成立している証拠としてみます。診療室で泣くからと、しかられることはありません。
 またお母さんにとっては、よその親子を見ることで、自分の育児をふり返り、見直すきっかけにもなります。

学校健診の目的


 学校健診は、小学校に入学すると、毎年決まった時期に実施されます。
 健診は、校医という、その学校を担当する医師が行います。
 この健診の目的は、栄養状態、年齢に応じて心身が発達しているかどうか、視力、聴力の異常の発見、結核や心臓・腎臓などの病気の有無、むし歯があるか、心に問題をかかえているかなど、多岐におよんでいます。
 また、食生活の乱れや運動不足による肥満などの、生活習慣病についてもチェックし、問題がみつかれば、保護者を含めて指導します。
 保護者にとっても学校健診は、幼児期にくらべて、小児科医にかかることが少なくなった子どもの健康を知る、いいきっかけになります。
 学校健診を機会に、校医、養護教諭、担任の先生と連携をとりながら、心配なことは解決し、子どもの成長を応援してあげましょう。

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