1類感染症
感染力が強く、重篤で、危険性がきわめて高い感染症。原則として入院が必要。
・エボラ出血熱(ウイルス性出血熱のいろいろ)
・クリミア・コンゴ出血熱(ウイルス性出血熱のいろいろ)
・ペスト(黒死病)(野ネズミなどが持つペスト菌が、ノミの媒介で感染し、高熱、リンパ節炎などを起こします。重症の場合は、肺炎や敗血症になり、肺炎になると、人から人へ感染を起こします)
・マールブルグ病(ウイルス性出血熱のいろいろ)
・ラッサ熱(ウイルス性出血熱のいろいろ)
2類感染症
感染力、重篤性などからみて危険性が高い感染症。状況に応じて入院が必要。
・急性灰白髄炎(ポリオ)(ポリオウイルスが感染し、手足、とくに足にマヒが現れる病気。重症化せず、かぜ程度で終わる場合もありますが、マヒが残ることもあります。日本での自然発生は、最近みられなくなりました)
・コレラ(流行地での生水や生ものなどの飲物、菌を含んだ輸入食品などで感染することがあります。摂取して数時間~3日で嘔吐や下痢が起こり、まれに重症になります。抗生物質で治療します)
・細菌性赤痢
・ジフテリア
・腸チフス
・パラチフス
3類感染症
危険性は高くないが、特定の職業への就業によって集団発生を起こし得る感染症。
・腸管出血性大腸菌感染症(O-157など=食中毒)
4類感染症
国が必要な情報を提供・公開していくことで、発正・拡大を防止すべき感染症。国民の健康に影響を与えるおそれがあるとして厚生労働省令で定めるもの(一部の病名は省略)。
・アメーバ赤痢(寄生虫病)
・インフルエンザ(子どもの感染症)
・咽頭結膜熱(子どもの感染症)
・エキノコッカス症(寄生虫病)
・黄熱(輸入感染症)
・オウム病(カナリアやインコなどが保有するクラミジアが感染し、発熱、せき、痰などの肺炎症状が現れます。テトラサイクリンなどで治療。ペットの鳥が死んだときは、受診時に医師に伝えておきます)
・回帰熱(輸入感染症)
・感染性胃腸炎
・急性(ウイルス)肝炎
・急性出血性結膜炎(感染性結膜炎)
・急性脳症
・Q熱(家畜が保有するリケッチアが、気道から感染して起こる。12日~1か月の潜伏期間のあと、発熱、頭痛、せきや痰、胸痛などが起こる。テトラサイクリンなどで治療します)
・狂犬病(輸入感染症)
・クラミジア肺炎(肺炎)
・クリプトスポリジウム症(寄生虫病)
・クロイツフェルト・ヤコブ病(牛海綿状脳症(BSE)とは?)
・劇症型A群連鎖球菌感染症(A群溶血性連鎖球菌が感染して、短時間のうちに多臓器不全を起こす病気で、感染経路は不明。ペニシリン系抗生物質の大量投与などで治療します)
・後天性免疫不全症候群(エイズ)
・細菌性髄膜炎(髄膜炎)
・ジアルジア症(寄生虫病)
・腎症候性出血熱(ウイルス性出血熱のいろいろ)
・水ぼうそう(子どもの感染症)
・炭疽(馬、牛、ヤギ、豚などの糞や土壌に含まれる炭疽菌が、感染動物との接触や肉の摂取などで感染する病気。ニューキノロン系、テトラサイクリン系などの抗生物質で治療します)
・ツツガムシ病
・手足口病(子どもの感染症)
・デング熱(ウイルス性出血熱のいろいろ)
・伝染性紅班(りんご病)(子どもの感染症)
・突発性発疹(子どもの感染症)
・日本脳炎(日本脳炎ウイルスを持つブタの血を吸ったコガタアカイエカがウイルスを人に運び、脳をおかす病気。日本では予防接種の普及と、環境の整備によりコガタアカイエカが減り、患者数は激減しています)
・梅毒
・破傷風
・百日ぜき(子どもの感染症)
・風疹(子どもの感染症)
・ヘルパンギーナ(子どもの感染症)
・マイコプラズマ肺炎(子どもの感染症)
・はしか(麻疹)(子どもの感染症)
・マラリア(寄生虫病)
・メチシリン耐性黄色ブドウ球菌感染症(MRSA)(MRSAと院内感染)
・おたふくかぜ(流行性耳下腺炎)(子どもの感染症)
・レジオネラ菌(レジオネラ症の感染と予防)
その他
新感染症
病原体は不明だが、人に感染して生命をおびやかすおそれがある病気。感染症法施行後、重症急性呼吸器症候群(SARS)が、はじめて対象に(その後指定感染症に)。
指定感染症
人から人に感染する病気で、感染力、重篤性から判断して危険性がきわめて高いもの。法令により、1年以内の期間を定めて、1類感染症に準じた対応を行える。
・重症急性呼吸器症候群(SARS)
その他の感染症
・食中毒
・性感染症
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