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戌の日の安産祈願

日本には古くから、妊娠5ヶ月目に入った最初の戌の日に、妊婦さんが腹帯を巻いて安産祈願のお参りをする風習があります。でも、なぜ戌の日なのか、どこで安産祈願をすればいいのかなど、分からないことがたくさん。「戌の日はいつ?どうやってお参りするの?」という妊婦さんのために、2023年戌の日カレンダーや戌の日の安産祈願におすすめの神社・お寺、お参りの作法や腹帯の巻き方をまとめました。

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    戌の日の安産祈願は、妊娠5ヶ月目の戌の日に神社・お寺で無事の出産を祈る行事です。ここでは2023年・2024年の戌の日カレンダーを紹介。

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  • 安産祈願におすすめの神社・お寺

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戌の日の基礎知識

「戌(いぬ)の日」とは、十二支の11番目にあたる、12日に一度めぐってくる日のこと。たくさんの子を産み、お産が軽い犬は、昔から安産の守り神として人々に愛されてきました。それにあやかって、12日に一度訪れる戌の日に、妊婦さんと赤ちゃんの無事を願って、安産祈願を行うようになったと言われています。 「帯祝い」は、妊娠5ヶ月目の最初の戌の日に、妊婦さんが腹帯を巻いて安産をお祈りする儀式をいいますが、時代や地域によって風習や習慣にも違いがあるようです。

安産祈願のお参りは、いつ、誰と行けばいいの?

安産祈願のお参りは、妊娠5ヶ月目に入った最初の戌の日に行くのがよいとされていますが、これは「帯祝い」に合わせて安産祈願をすることが多いため。安産祈願そのものは、いつでも構わないようです。また、戌の日に限らず、安産祈願の神社やお寺では、毎日ご祈祷を受け付けているところも多く見られます。 服装も普段着で大丈夫。妊婦さんひとりで、お友達と、パパと一緒に、あるいはご両親と一緒になど、お参りのスタイルもさまざまです。

どこで安産祈願をすればいいの?

神社や八幡宮、お寺など、安産祈願で有名なところのほかにも、安産祈願できる神社・お寺は全国にたくさんあります。神社・お寺どちらを選ぶか迷う人もいるようですが、特に決まりはありません。夫婦・家族でよく話し合い、納得できる神社・お寺を選びましょう。

お参りに行けない時は?

妊婦さん本人がお参りに行けない場合は、ご両親やご兄弟など、代理を受け付けている神社やお寺が数多くあります。代理の方がご祈祷を受ける場合は、妊婦さんの出産予定日、ご夫婦の名前、住所、生年月日などの控えを持参しましょう。また、郵送でご祈祷の申し込みを受け付けているところもあります。事前にHPで確認するか、電話で問い合わせてみましょう。

お参りのこと・ご祈祷のこと

参拝のお作法は?

ここでは、一般的な安産祈願の参拝のお作法をご紹介します。

1.お清め

参拝の前に手水舎でお清め。手を洗い、口をすすぎ、身もこころも清めて「祈願してもらう」という心構えを整えます。

2.ご祈祷申し込み

神札所に行き、安産祈願または子授け祈願であることを申し出て、申込用紙に記入。ここで初穂料(はつほりょう)を支払います。

3.本殿へ

順番を待ち、名前を呼ばれたら、しずしずと回廊を進み本殿へ昇ります。

4.お祓い

ご祈祷の前に、まず「お祓い」を受けます。このときは静かに軽く頭を下げます。

5.祝詞奏上(のりとそうじょう)

いよいよ祝詞奏上。神主が神様にご祈祷のメッセージをお伝えするのを、頭を軽く下げながら聞きます。

6.二拝・二拍手・一拝

祝詞が終わったら起立し、姿勢を正して「二拝・二拍手・一拝」を行います。

7.授与品の受け渡し

最後に、神主からひとりひとりに授与品が渡されます。

8.終了

これでご祈願は終了。所要時間は10分程度です。

ご祈祷は事前予約が必要なの?初穂科の相場は?

安産祈願で有名な神社やお寺などでは、特に予約の必要がなく、戌の日に限らず毎日受付をしているところが多いようです。ただし、休日や戌の日、大安などが重なると混み合うことが予想されますので、携帯用のいすを用意するとか、平日にずらすなどの工夫をするとよいでしょう。
ところで、安産祈願をするときに支払う料金のことを「初穂料(はつほりょう)」といいます。初穂料のはっきりとした金額は決まっていませんが、5,000円-10,000円くらいを基本の料金に設定していることが多いようです。目安として初穂料の金額を公開している神社・お寺もありますので、受付で尋ねてみましょう。

いただいたお札は、どこに飾るの?

神棚がある場合はそこに、神棚がない場合は、目線よりも高く家族が集まるところにおまつりします。おまつりする時は、封筒から取り出し、文字の書いてある面が東か南を向くようにします。

戌の日以外のお参りについて

戌の日以外に、どんなお参りがあるの?

出産後には、赤ちゃんの誕生を祝い、これからの成長をお祈りするさまざまな行事があります。「お礼参り」「初宮参り」「七五三」をご紹介します。

お礼参り(おれいまいり)

お礼参りとは、神社仏閣に願をかけて、それが成就した時に、お礼として礼拝したりお布施したりすること。無事に出産したら、感謝のお参りをして、お守りやお札をお返ししましょう。

初宮参り(はつみやまいり)

赤ちゃんが無事に生まれた感謝と、健やかな成長祈願のため、生後1ヶ月頃に地元の氏神様にお参りすることを「初宮参り」もしくは「お宮参り」と言います。

七五三(しちごさん)

男の子は3歳と5歳、女の子は3歳と7歳の年の11月15日前後に、家族そろって神社に参拝し、これまでの子どもの成長を感謝しつつ、これからの成長をお祈りする行事です。本来は数え年ですが、現在は満年齢で行われる場合が多いようです。

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