洗い場だけでなく浴槽の底もすべりにくいものが望ましいです。また、手すりにたよるだけではなく、浴槽の縁がつかまりやすかったり、腰かけて入れるようなスペースがあるものにすると、バランスを保ちやすくて安心です。

浴槽の種類の中でも、袖の高さの違うものがあります。頭が重くてのぞきこむと落ちてしまうような子どもには、袖の高いものが安心です。

水量調節と温度調節のカランが別々になっていますので、間違えて操作することが少なくなります。また、温度調節がしやすい上に安全ボタンがついていて、簡単には高温に設定できません。子どもやお年寄りが操作しても、急に高温のお湯が出てくる心配もなく、安定した湯温が保てます。

浴室は裸の無防備な状態で使うところです。浴室に取りつける金具類などは鋭い角を持たないものを。また、できるかぎり壁から出っ張らないようにつくりましょう。浴室の大きさに合わせて金具を選ぶことも大切です。

浴室と外の温度差が大きいと赤ちゃんのからだに負担となります。浴室内や脱衣所にも暖房を取りつけて、なるべく温度差をつくらないようにしましょう。（左の写真は、浴室暖房を兼ねて、浴室乾燥となるものです。）

浴室ドアにガラスを使用していると、転倒時にガラスが割れてけがをする恐れがあります。割れにくい、もしくは割れても飛散しにくい安全ガラス（強化ガラス、合わせガラス）にするか、樹脂製のものにすると安全です。