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子どもの事故から学ぶこと

病院の受診内容が教える事故の内容と原因

病院の受診内容が教える事故の内容と原因

子どもの事故の特徴や原因について知る上で、興味深いデータがあります。国民生活センター危害情報部では全国の病院の協力を得て、病院を受診した子どもに危害を与えたのは、どんな商品かを調査しています。病院の危害情報のうち0~6歳までで10552人、年齢別では歩き始める1歳児が26%でトップです。

危害を与えたものを多い順にあげると、自転車、階段、ドア、ブランコ、滑り台、椅子、魔法瓶、自動車、机、お風呂場となっています。階段やドア、お風呂場での事故が多いのが気になります。とかく親が悪かった、運が悪かったと個人的経験に片づけられる子どもの事故ですが、これら医療機関の受診内容からも、事故防止や予防対策が読みとれます。

病院の受診内容が教える事故の内容と原因

原因のほとんどが大人の不注意。建物の問題も。

けがが圧倒的に多いのは、1〜4歳の子ども

原因のなかでも建物に関連したものを探してみました。平成元年より実施されている「乳幼児の事故調査」(東京都母子保健サービスセンター)によると、居住環境では一戸建てに事故が少なく、アパートやマンションなどの集合住宅に事故が多いという結果がでています。また、1歳から3歳の事故の発生場所は、家庭の中の事故が63%。うち住居関係の事故が3分の1を占めています。そのほとんどはドアでの事故や階段・風呂場での転落・転倒事故です。事故原因に対しては、85%の親が「大人の不注意」と回答しています。一方で「大人の注意だけでは防止できない事故」として、建物の問題というのが18%あがっていることも見逃せません。

■子どもの発達と事故例(田中哲郎、公衆衛生情報 1992年2月より)

運動機能
の発達
転落 切傷・打撲 熱傷 誤飲・窒息 玩具に
よる事故
溺水事故
誕生 親が子どもを落とす 熱いミルク
熱い風呂
枕、柔らかい布団による窒息 入浴時の事故
3ヶ月 体動・足をバタバタさせる ベッド、ソファーより転落
4ヶ月 何でも口に入れる(ピン、タバコ、小物)
5ヶ月 見たものに手を出す
口の中に物を入れる
床にある鋭い物 魔法瓶、食卓、アイロン 小さいおもちゃの誤飲
鋭い角のおもちゃ
6ヶ月 寝返りを打つ
7ヶ月 座る 歩行器による転落
8ヶ月 這う 階段より転落 ストーブ、ヒーター
9ヶ月 物をつかむ バギーや椅子からの転落 ヒモ、よだれかけ、コード 浴槽への転落事故
10ヶ月 家具につかまり立ちをする 浴槽への転落 鋭い角の家具・建具、カミソリのいたずら
11ヶ月 ナッツ類
12ヶ月 1人歩きする 階段の昇り降りの転落
13ヶ月 スイッチ、ノブ、ダイヤルをいじる 鋭いテーブルの角、ドアのガラス 薬、化粧品の誤飲
1歳半 走る、登る 窓/バルコニーより転落 引き出しの角 ビニール袋
2歳 階段を昇り降りする マッチ、ライター、湯沸かし器 滑り台、ブランコ、花火 プール、川、海の事故
3歳 高い所へ登れる 屋外の石など
3~5歳
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