家庭の事故対策は万全に
卒乳をするかどうか、悩むお母さんもいますが、離乳食が十分に食べられて、授乳回数が多くなければ、むりに卒乳する必要はありません。
早い子はひとり歩きができるなど、運動能力の発達にともない行動範囲が広がります。タバコを食べる、洗剤を飲む、階段から転落するなど思いもよらない事故が起きやすくなります。家庭での事故対策は万全にしましょう。
見つかりやすい体のトラブル
1歳を1つの区切りとして1年をふり返り、便秘傾向、かぜをひくとゼーゼーいいやすい、皮膚が弱いなど、子どもの個性を理解する機会にしたいものです。発熱するとひきつける子どももいます。わからないことや不安は、医師に聞いて解決し、これからの生活習慣を育てる参考にしましょう。
この時期に気になること
Q 味噌汁やスープをいやがり果汁ばかりを飲む
A 果汁のとりすぎは肥満の原因。ほかの食品で糖分をコントロールして
図「無題」
たとえば、コップ1杯のオレンジジュースなら、オレンジ約1~2個分を食べたことと同じになります。果物には果糖と呼ばれる糖分が多く含まれますから、毎食果汁を飲めば、カロリーをとりすぎ、食欲はわかず、肥満にもなりやすくなります。
とはいっても好きな果汁をすぐにやめさせることもありません。おやつをひかえるなどして、糖分の摂取をおさえるようにくふうします。
また、スープなどはいずれ飲むようになるので、いまの時点で味噌汁やスープを飲ませることにやっきになる必要はありません。気長に見守ります。
Q 伝い歩きをしない
A 歩けるようになるのは、10か月ごろから1歳6か月ぐらいのあいだです
歩きはじめの時期は、かなり個人差がありますから、この時期に伝い歩きをしないからと、すぐに発達の遅れを考えるのは早すぎます。
運動機能に明らかな遅れがあれば、これまでの定期健診でみつかっているはずです。しばらくじっくりようすを見守るようにしましょう。
とはいっても、わが子よりも月齢の低い赤ちゃんが歩いたという話を聞くと、あせったり、つい心配になったりしますが、むりに歩かせるようなことはしないで、いままでどおり、ハイハイを十分させるほうが大切です。
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掲載された情報を参考に、気になる症状などがあれば、必ず医師の診断を受けるようにしてください。