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知っておきたい妊娠中のトラブル 妊娠したいと思ったら

症状によっては早めの受信を

妊娠すると妊婦特有のトラブルが大なり小なりあります。まったく気になるトラブルもなく順調に出産を迎える人もいますが、中には気がかりを持つことも。ここでは事前に知っておきたい代表的なトラブルをご紹介します。

妊娠初期のトラブル

〇子宮外妊娠

卵管の膨大部で受精した卵は細胞分裂を繰り返しながら、ゆっくりと子宮に達して着床し、妊娠が成立します。名前のとおり子宮の外で妊娠してしまう子宮外妊娠は、受精卵が細い卵管で大きくなり子宮に到着できなくなってしまった状態で、卵管の癒着や、卵管の動きが悪いときに起こります。残念ながら、子宮外妊娠では胎児は成長できないため流産となります。子宮外妊娠と診断された場合は、医療処置が必要です。そのまま放っておくと腹腔内出血や卵管破裂の恐れがあり命の危険もあります。不正出血や激しい腹痛を感じたら直ちに医師の診察が必要です。

子宮外妊娠の頻度は全妊娠に対して0.5〜1.0%程度とされ、子宮外妊娠になると繰り返す可能性は高くなります。しかし、子宮外妊娠後に正常分娩をしている方もたくさんいます。子宮外妊娠の後、妊娠したい場合は、「2回月経(生理)がきてから」を目安にしましょう。

〇つわり

つわりは、妊娠に気がつく頃から妊娠12週頃までに見られる、「吐き気、むかつき、嘔吐、食欲の低下、嗜好の変化、だ液の分泌過多」などの症状を示すものです。妊娠中のママ60〜70%の方に見られ、数日で終わる人もいれば、長い人では妊娠後期までつわりがあったという人も。つわりの症状は人によって違いますが、多い症状としては何を口にいれても吐いてしまう(吐きつわり)や、おなかが空くと気持ち悪くなりそのため常に食べている(食べつわり)などが代表的です。

つわりが起こるメカニズムはまだわかっていません。つわりには必ず終わりがきます。無理をせず気分転換をしながら、尿の色が濃くなりすぎていないかに注意し十分に水分を摂るように心がけつわりの時期を過ごしましょう。

〇妊娠悪阻(にんしんおそ)

日常生活に支障がでるほど、つわりの症状がひどくなった場合を妊娠悪阻と言います。水を飲んだだけでも吐いてしまい、体重減少や尿量の減少・濃縮尿、さらに息にアセトン臭(やや酸っぱい腐ったような匂い)などがある場合には、脱水や栄養障害や代謝障害を起しているので入院治療が必要です。脱水が起こり始めているかどうかを知る手がかりは、尿の色です。茶褐色などの濃い色になっていたら水分不足の可能性があるので、水分を多めに摂るようにしましょう。治療開始の目安は、尿のケトン体が陽性、体重減少、だるい、口渇などです。

妊娠中期以降トラブル

〇妊娠高血圧症候群

以前は妊娠中毒症と呼ばれていた「妊娠高血圧症候群」は、妊娠中に高血圧(最高血圧140mmHg以上または最低血圧90mmHg以上)になる妊娠高血圧と、タンパク尿のどちらかもしくは両方の症状が見られる妊婦特有の病気です。腎機能の低下により全身にむくみの症状がある場合もあります。妊娠高血圧症候群になる頻度は、全妊婦の1割以下といわれています。妊娠高血圧症候群と診断されたら、安静と適切な栄養を摂ることが治療の基本となります。からだだけでなく精神的にもリラックスをし、食生活では塩分の摂り過ぎないようバランスのよい食事を心がけましょう。また急激な体重増加は、血圧の上昇、脂質代謝異常を起こしやすいので太りすぎないように注意が必要です。

【なりやすいタイプ】
高齢出産(35歳以上)・若年出産(18歳以下)の人、高血圧・糖尿病・腎臓病などの持病もしくは既往歴がある人、太り過ぎの人、過労傾向の人

〇妊娠糖尿病

妊娠をきっかけに血糖値が高くなり糖尿病の症状が発症することを妊娠糖尿病といいます。妊娠糖尿病になると、早産や、羊水過多、妊娠高血圧症候群、また赤ちゃんが巨大児となり難産になりやすくなります。主な治療法は食事療法で、医師のアドバイスにそって実施すれば問題ないでしょう。また、妊娠糖尿病と診断されても、産後は治ってしまうケースがほとんどです。 妊娠中は腎臓に負担がかかるためどうしても尿中に糖がでやすくなるので、妊婦検診の当日は、甘いものや果物などは控えた方がよいしょう。

【なりやすいタイプ】
高齢出産の人、太り過ぎ、家族に糖尿病の人がいる、巨大児の出産経験がある

〇腰痛

おなかが大きくなるにしたがって、からだの重心が前方に偏りがちになり、背筋の緊張で腰痛の原因になります。また妊娠中は、ホルモンの変化で骨盤の骨の継ぎ目(関節)が緩みやすく、どうしても腰痛になりやすい状況となります。腰痛対策としては、腹帯などで骨盤をサポートし腰痛を緩和したり、体操やストレッチなど適度なエクササイズでからだをほぐし筋力アップすることもおすすめです。腰痛がひどい場合は、水の浮力で腰に負担がかからないマタニティスイミングやアクアエクササイズなども有効でしょう。

2015.8更新

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