妊娠しやすい時期 基礎体温って? 自分のからだを知ろう
妊娠しやすい時期を知る
〇妊娠しやすいタイミングはいつからいつまで?
妊娠しやすい時期を知るには、排卵日がキーワードとなります。月に1回の排卵日に卵巣からひとつの卵子が卵管に排出されます。そのとき卵管の中に射精された精子と卵子が結合すると受精します。精子が子宮の中で生きられるのはおよそ2~3日、排卵された卵子の生存期間は半日~1日程度。精子と卵子の生存期間は人によって差がありますが、排卵日前後3日間は妊娠しやすく、中でも排卵2日前から排卵当日が最も妊娠しやすい時期と考えられます。妊娠を希望しているなら妊娠しやすい排卵日前後に、集中的にセックスを数回行うと可能性が高まります。
〇基礎体温から知る排卵日
自分の排卵日を知るためにぜひ付けておきたいのが基礎体温表です。体温が低めの時期(低温相)と高めの時期(高温相)がそれぞれ約2週間ごとの二相になっていれば排卵が正常に行なわれていると考えられます。月経周期が安定している人は、基礎体温の動きから妊娠しやすい排卵日前後を予測することができるのでタイミングを計ることができます。
〇おりものでわかる排卵日
排卵日予測は基礎体温表だけではなく、おりもの(子宮頚管粘液)の変化でもわかります。卵子が成熟する時期(低温相)に日を追って増加する卵胞ホルモンの作用のため子宮頚管で分泌される粘液が増えてくる結果、通常サラサラしているおりものが排卵日近くになると粘り気があり生卵の白身のように透明で糸を引くような変化をします。排卵が終わるとホルモンの急激な変化で、頚管粘液は減少するためにわからなくなります。このおりものの増加(変化)は2~3日続きます。このおりものの変化(粘り気のあるおりもの増加)があるときが、妊娠しやすい時期です。
〇市販の排卵検査薬でチェック
排卵日は市販されている排卵検査薬でもチェックできます。排卵が近づくと分泌が活発になる黄体形成ホルモン(LH)を調べることによって排卵日の検査をする尿をかけて調べるタイプと、唾液からシダ状の結晶を調べるタイプの排卵検査薬があります。
2009.9更新
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