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> 年齢と妊娠の関係

年齢とともに妊娠がしづらくなる? 妊娠・出産のタイミング

生まれる前からもっている、卵子の「もと」

精子を受け入れるための初めての排卵は、初経(初めての月経、平均12歳3ヶ月)の頃ですが、そのときに排出される卵子は、いつできたものでしょう?

じつは、女性は母親の胎内にいるときから、自分の卵巣内にすでに卵子のもとになる原始卵胞(らんぽう)を600万〜700万個ももっています。しかし、生まれる頃には100万~200万個に減り、その後はじめての排卵(初潮の頃)のときを迎えるまで、体内でじっと冬眠状態に入ります。

卵子もいっしょに年をとる

冬眠中は200万の細胞が温存されるかというと、そうではなく、原始卵胞は減っていき、初潮を迎える頃には30万個程度になっています。そして、原始卵胞はあなたとともに歳を重ねていくので、30歳の女性なら卵子も30歳ということになります。

卵子が老化するとどうなる?

卵子が老化すると、まず、受精率が下がります。35歳から妊娠しにくくなるといわれていますが、これは、体外受精の際、女性の年齢が33〜35歳くらいを境に妊娠率が下がるというデータからもはっきりしています。

また、受精卵が着床するまでに細胞分裂を繰り返す際、問題が起こりやすくなります。たとえばダウン症のほとんどは、細胞分裂の際に異常が起こることが原因で、統計的に母親の年齢が高いほど比率が増えることがわかっています。

妊娠中のこと、分娩後のこと、子どものことなどを総合的に考えると、医学的には20歳〜35歳での出産がのぞましいといわれます。このゾーンなら年齢による妊娠率などの差はほとんど出ません。

精子は老化する?

精子は毎日新しく作られているので、1回の射精に含まれる精子の数は加齢とともに減るものの、質が落ちることはないといわれていました。しかし、最近では精子をつくる精巣、いわば「工場」が老朽化することにより、精子の質も多少老化すると考えられています。とはいっても、女性の卵子の老化に比べたら、その影響は少ないようです。

2015.8更新

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