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妊娠までの道のり 妊娠したいと思ったら

この記事を監修したのは…

堀口 貞夫先生

元愛育病院院長・産婦人科医師

堀口 貞夫先生

元愛育病院院長、元東京大学医学部講師。妊婦が安心して、自分が納得のいくお産をするために、のべ4万人という妊・産婦をあたたかく見守ってきた。「妊婦のことを親身になって考えてくれる」と評判が高い…

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2015.8更新

からだの中で起こっているドラマ

妊娠する前の最後の月経の開始日を妊娠0日目として、妊娠日数あるいは妊娠週数を妊娠満○週と数えます。そのため自分自身で妊娠に気づく頃には、妊娠第2ヶ月ということになります。

妊娠第1ヶ月
妊娠0週最終生理開始 
妊娠1週  
妊娠2週排卵日 セックスひとつの卵子が卵巣から卵管に排卵。セックスにより1億から2億もの精子から一番元気なひとつだけが卵子の中にたどり着き卵子と精子が結合し、受精(受胎)。
妊娠2週 受精によりできた受精卵は、細胞分裂をくりかえ胎芽となり卵管から子宮へゆっくりと移動していく。
妊娠3週着床(=妊娠成立)胎芽が子宮に到着し子宮内膜に着床し、妊娠が成立です。
妊娠第2ヶ月
妊娠4週妊娠検査生理予定日なのに生理がこないため妊娠に気づくことも。妊娠検査ができるのは妊娠4週以降でこの頃の赤ちゃんはしっぽが生えた魚のような形です。

妊娠の兆候

月経(生理)がこない以外に妊娠を知らせる兆候として、体調の変化に気づかれることがあります。乳房が張ってちくちく痛んだり、腰が重く感じたり、トイレが近くなったりといった症状を感じる人が多いようです。中にはからだがだるい、熱っぽいなど初期の風邪のような症状を感じたり、なんだか疲れやすい、胃がムカムカする、眠気が強くなるなどの体調の変化を感じることもあります。またこれとは逆にまったくこれらの症状をまったく自覚しない人もいます。妊娠のサインはケースバイケースですが、「高温相が三週間以上続くこと、そのために月経が予定を過ぎても始まらないこと」は必ず起こる変化です。

初期の流産

妊娠したのに流産という悲しい結果になってしまうこともあります。妊娠全体からみると流産の確率は10〜15%といわれ、そのほとんどは妊娠初期までに起こります。妊娠11週くらいまでに起こる初期流産のほとんどは、染色体の異常など受精卵の異常によるもので、そもそもそのような受精卵は成長することが難しかったために起こるのです。「せっかく授かったのに自分のせいで…」と母親である自分自身を責めることはありません。また、妊娠に気づく前に流産してしまっていたということも妊娠初期はありえるのです。

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