環境因子による健康障害
環境因子による健康障害
現代の環境汚染の特徴は原因が特定できないこと 私たちの生活環境は、わずか半世紀のあいだに大きく変化しました。食料、電気製品、衣料など、新しいものがどんどんつく…
環境ホルモンと人体への影響
環境ホルモンは、正しくは「外因性内分泌攪乱化学物質」といいます。ホルモンは生物の恒常性や成長、生殖に欠かせない重要な物質(「内分泌(ホルモン)・代謝の異常」)…
●日常生活にみられる環境ホルモンの例
〈ダイオキシン〉 プラスチックや塩ビ系のゴミの焼却から発生する。魚の内臓などにも蓄積される。 〈ビスフェノールA〉 プラスチックの一種であるポリカーボネート…
ダイオキシンの害と対策
よく知られているように、ダイオキシンはベトナム戦争でアメリカ軍が散布した枯葉剤の中に含まれ、ベトナムにたくさんの形態異常児を生み出しました。日本ではそれから約…
●ダイオキシン類の安全基準である耐容1日摂取量
(体重1kgあたり) 日本:4pg WHO:1~4pg 単位=pg(ピコグラム=1兆分の1g) 耐容1日摂取量(TDI)は、一生摂取し続けても、健康に影響がな…
シックハウス症候群・シックビル症候群
1970年代後半ごろから、欧米で、同じビルにいる多くの人が呼吸器などの異常を訴え、「シックビル症候群」と呼ばれました。日本の一般住宅でも同様の症状がみられ、「…
●体への影響が疑われる3物質・3薬剤
体への影響が疑われる3物質 〈ホルムアルデヒド〉 発がん性の疑い、目がチカチカ、のどの痛み。 〈トルエン〉〈キシレン〉 ペンキ、ニスなどの塗料に含まれ、20…
電磁波の影響
電気が流れるとそこに電場(電力がおよぶ空間)と磁場(磁力がおよぶ空間)が起き、光速度の波が伝わります。それが電磁波です。ラジオ、テレビなどの電波、電子レンジな…
熱性障害(熱中症)
高温の場所で起こる、熱による障害を総称して熱中症といいます。子どもは体が小さいわりに水分の出入りが大きく、そのうえ腎機能が未熟なために脱水症状を起こしやすいの…
熱中症
熱中症の初期は頭痛やめまいがしたあと、血圧が下がって脈が速くなり、吐きけがしたり、脳貧血を起こして一時的に気を失うなどします。体温は正常かやや下がり、顔色は悪い…
熱疲労・熱射病
症状 熱疲労は、体温は上がりますが、まだ40度以下です。のどが渇く、尿がでない、疲労感、頻脈などの症状がでます。血圧が下がり、めまいや失神を起こしますが、中枢神…
冷気による障害(冷房病)
冷房の冷気や急激な温度変化のせいで、体がだるい、肩がこる、体が冷える、疲れやすい、下痢をする、神経痛になる、生理痛がひどいなど、さまざまな症状が現れるのが冷房…