便がゆるい・下痢をしているとき(べんがゆるい)

ウイルス感染が下痢のおもな原因


 子どもの下痢のおもな原因は、ウイルス感染です。ロタウイルスや腸管アデノウイルスなどの胃腸炎ウイルスに感染した場合だけでなく、かぜのウイルスに感染しても下痢を起こすことがあります。また、サルモネラ菌やカンピロバクターなどの細菌による食中毒でも下痢は起こります。
 食べすぎや水分のとりすぎも、胃腸に負担がかかり、下痢を起こします。

ゆるい便と下痢便はちがう


 便の状態や排泄の回数には個人差があります。便がゆるくても、いつものことであれば心配はいりません。回数も、乳幼児の場合は、1日に3回以上する子もめずらしくありません。とくに生後1~2か月の母乳を飲んでいる赤ちゃんの便はやわらかく、回数も多くなる傾向があります。
 下痢かどうかを見分けるには、便の回数や状態の観察も大切ですが、ふだんとのちがいに注意します。いつもにくらべて、水っぽく、回数も多いときが下痢です。

乳幼児は下痢を起こしやすい


図「無題」
 赤ちゃんや幼児は、食べ物や水分のとり方の影響も強く受けます。離乳食で新しい食品を食べたり、水分をいつもより多くとったとき、たくさん食べたあとなどに下痢をしても、きげんがよく食欲もあるなら心配はいりません。
 赤ちゃんや幼児は、かぜなどの全身の病気の一症状としても下痢をします。鼻みずやせき、発熱など下痢以外の症状にも注意することが大切です。

学童期には心理的な原因でも


 学童期になるころには、ほぼその子なりの排便のリズムができてきますが、乳幼児期と同様に個人差があります。ひとりで排便ができるようになると、お母さんは、便の状態や回数に注意を払わなくなりがちです。ふだんの状態を知っておくことが、病気の発見に役立ちます。ときどきは、子どもの便をチェックしておきましょう。
 また、年齢が上がるにつれ、不安やストレスから下痢を起こすことがふえてきます。学校や習い事にでかけようとすると、おなかが痛くなり、実際に下痢をする子も少なくありません。
 とくに下痢をする病気が考えられないときは、心配事やストレスを感じていないか気をつけてみましょう。特別な治療法はありませんが、心理的な助けを求めているサインです。不安やストレスを感じている事柄を取り除いてあげましょう。長引くときやひんぱんに起こるようなら、主治医に相談し、心理的な治療も必要です。

きげんやほかの症状に注意を


 ふだんより便が水っぽくても回数はふえず、下痢以外の症状がなく、いつもと同じように日常生活ができ、食欲もあるなら、急を要することはありません。水分を十分に与え、消化のよい食事にして、状態をよく観察しながら1~2日はようすをみます。

受診する


回数がふえ、食欲がないときや、ほかの症状があるとき


 いつもより便がゆるく、回数がふえてきているときは、早めに受診します。
 きげんや食欲も受診のめやすになります。ふきげんで、食欲も落ちてきたら受診を。水分摂取も減ると、脱水症状を起こす心配もあります。
 下痢だけでなく、発熱や嘔吐、腹痛などほかの症状があるときは、早めに受診しましょう。

至急受診


発熱や腹痛があり、血便がでたとき


 下痢だけでなく、発熱やはげしい嘔吐、腹痛をともなったり、血便がでたりするときは、食中毒(「食中毒による急性胃腸炎」)が疑われます。重症化しやすいので早めに受診します。

脱水症状に注意


 下痢がはげしく嘔吐をともない、水分も受けつけないときは脱水症状に注意。とくにふきげんでおしっこの量が減ってきたらすぐに受診し、チアノーゼやけいれんがみられたら救急車を。

医師に伝えたいこと


下痢の回数や便の状態は
便の色は
きげんや食欲はどうか
発熱や嘔吐などのほかの症状の有無
尿の回数は

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