好きなことができて、いつでもまわりの大人が支えてくれる子ども時代は、だれにとっても楽しいものです。
子ども時代に別れを告げて、大人の仲間入りの準備をする期間が思春期です。得体の知れない不安感があって当然なのです。そのうえ、ホルモンのバランスが安定していませんから、精神的にも不安定で、心にトラブルを抱えやすい時期でもあります。
子ども時代に別れを告げて、大人の仲間入りの準備をする期間が思春期です。得体の知れない不安感があって当然なのです。そのうえ、ホルモンのバランスが安定していませんから、精神的にも不安定で、心にトラブルを抱えやすい時期でもあります。
強迫神経症(強迫性障害(神経症))
ばかばかしいと思いながらも、あることが気になって、そのことにとらわれる症状です。外出時、鍵をかけたかどうか気になり、もどって確認することはよくあります。しかし、そういうことが一度ではすまず、それをうち消そうと何度もくり返したりします。
また、自分の手が不潔だと気になりだすと、何度も何度も際限なく手を洗ったり、電車のつり革などもさわれなくなったりします。
ひきこもり(現代の病・ひきこもり)
学校や社会、また家族、友人とのかかわりを一切拒否して、自分の部屋に閉じ込もります。学校でのいじめ、社会での人間関係のつまずき、家族関係の問題など、きっかけとなる原因は多種多様で、明確な理由がないこともあります。他人とのかかわりを取り戻したいという気持ちがあるのにできないという場合もあります。心の専門医に早めに相談し、家族みんなで取り組む必要があります。
リストカット症候群(現代社会と症候群)
思春期によくみられる心のトラブルで、自傷行為をくり返すことをいいます。ほんとうに死のうと思って手首を切るわけではなく、出血を見て、安心感を得る場合も多いようです。
理解されていない、裏切られた、などの対人関係のトラブルを契機に、何度もくり返すようになります。
過食症・拒食症(摂食障害)
一見、別々の事柄のようですが、根っこは同じです。思春期の不安定な状態のなかで、内面、外面を含めて自分をありのままに認めることができず、過度のダイエットにはしって激やせしたり、その反動で、過度に食べ、自己嫌悪から嘔吐したりして、拒食と過食をいったりきたりします。
大事な成長期にいつまでも激やせがつづけば、栄養状態が悪化し、命にもかかわることを知っておきましょう。
うつ病
思春期以降、どの時代にも発症することが多い心の障害です。感情や意欲の面で、極端な落ち込みが現れ、寝つきが悪くなったり、食欲不振、無気力などの症状がでます。
対人恐怖症(神経症)
自分がどう思われているかが極度に気になり、他人とのかかわりに恐怖を感じて、うまく人づきあいができないというものです。
自分の視線が相手に不快感を与えるのではという自己視線恐怖症、赤面した自分を見られたくない、恥ずかしいという赤面恐怖症、自分がくさいにおいを発しているのではという自己臭恐怖症、自分が極端に醜いと思い込み、人とのかかわりを避ける醜形恐怖症などの対人恐怖があります。
五月病
大学の新入生が5月の連休明けあたりに、無気力、無関心になる状態をいいます。大学生だけでなく、新入社員にもみられます。
目的に向かってがんばり、期待して入学・入社したものの、新しい環境に適応できず、いままで自分が目指してきたものはなんだったのかという喪失感が強まり、睡眠障害(睡眠の障害)などの症状が現れます。
思春期に気をつけたい心のトラブルについてもっと知る
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掲載された情報を参考に、気になる症状などがあれば、必ず医師の診断を受けるようにしてください。