さまざまな睡眠の障害
睡眠の障害は、大きく4つのタイプに分けられます。
このうち、もっとも多いのが不眠症で、つぎのようなタイプがあります。
●寝つきが悪い
床に就いても、なかなか寝つけません(入眠困難)。精神的な緊張、むずむず脚症候群やうつ病などでもみられます。
●夜中に目がさめる
いったん眠りに入ったあともたびたび目がさめ(中途覚醒)、その後なかなか寝つけません。心配ごとがあるときなどに起こります。また、高齢者にもよくみられる不眠のタイプです。
●朝早く目がさめる
3時、4時に目がさめます(早朝覚醒)。生活のリズムが乱れているときや躁うつ病などでも起こります。
●よく眠った気がしない
時間は足りているはずなのに寝た気がしません(熟眠障害)。眠ることにこだわりが強い人にみられます。
心配な不眠って?
2、3日の不眠はだれにでも起こるもの。引っ越しや時差など環境の変化があった場合でも、1週間程度なら問題ありません。気をつけなければいけないのは、2週間以上つづく不眠で、食欲が落ちたり気分が落ち込むといった場合は、統合失調症やうつ病などの病気の可能性もあるので、早めに専門医を受診しましょう。
治療法は?
病気が不眠の原因になっている場合は、もとの病気の治療をすることが基本です。そのうえで、睡眠薬を用いて治療します。睡眠薬は、効果が持続する時間によって使い分けられます。入眠困難には超短時間型、中途・早朝覚醒には、中間型や長時間型が用いられます。
ストレスを解消してよりよい眠りを!
睡眠の障害についてもっと知る
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