現代の病・ひきこもり(げんだいのやまいひきこもり)

 自宅や自分の部屋に閉じ込もり、社会や人間関係を拒絶する「ひきこもり」の若者がふえています(思春期に気をつけたい心のトラブル)。ひきこもりの若者は、家族とまったく交渉がないわけではありません。自分の要求をメモにして親に渡したりします。その要求が受け入れられないと、大声をあげたり、ものを投げつけたりすることがあります。
 ひきこもりは、思春期から青年期にはじまり、多くの場合、数年以上と長期にわたります。きっかけは、いじめや人間関係のトラブル、受験の失敗などがあげられますが、明確な理由がない場合もあります。
 ひきこもりで注意したいのは、統合失調症人格障害その他の人格障害)などの心の病気がひそんでいる場合です。その見きわめのためにも精神科の受診が必要ですが、本人は病院にいくことが困難です。はじめは親だけでも専門医を訪ねましょう。そこから解決の糸口が見つかることがあります。

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