腸チフス・パラチフス(ちょうちふす)

どんな病気?

高熱と下痢で衰弱する病気です。輸入感染症として重要です。患者はおもに成人で、子どもは軽症です。

症状


腸チフスもパラチフスも同じような経過をたどります。
 最初は高熱が続くこと以外、はっきりした症状がありません。下痢もないことがあります。
 したがって、海外渡航歴を参考にして、この病気を疑うことになります。
 高熱でありながら、脈がゆっくりで、胸や背中にバラ疹と呼ばれる発疹が現れることがあります。また脾臓がはれてきます。
 高熱と下痢とで食欲はなくなり、しだいに衰弱します。重症の場合は難聴(「難聴(乳幼児)」)になったり、意識が混濁します。まれに、腸から出血したり、腸に穴があいたりします。

原因


腸チフスは腸チフス菌、パラチフスはパラチフス菌が病原体です。保菌者の糞便からでた菌が飲食物に入り経口感染します。潜伏期間は1〜3週間です。日本での発生は少ないのですが、アジア諸国ではまだ多い病気で、海外で感染する危険性があります。流行地から帰国したら、しばらくは注意が必要です。

治療


感染力が強いので、入院して治療します。抗生物質が使われます。

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