体と心の発達
★走ったりとんだり、活発に動く

歩くのがじょうずになり、このころにはしっかり歩けるようになります。個人差はありますが、運動能力もめざましく発達し、早い子では走ったり、高いところにのぼったりします。手をつないであげると、階段ののぼりおりもできます。また低い台や階段の1段ぐらいなら、とびおりたりもできるなど、はげしく動きまわるのが1歳児の特徴です。お母さんは追いかけるのがたいへんですが、事故のないよう、子どもの動きを見守ってあげましょう。
★二語文が話せるようになる
言葉の発達もめざましく、話せる単語が急激にふえてきます。2歳近くになると、「ニャンニャンいた」「ブーブーきた」など2つの単語をつなげて、二語文が話せるようになります。
運動能力や体の発達と同じように、言葉を覚えるスピードは個人差があります。言葉がでるのが少々遅くても、親や周囲の人のはたらきかけに反応があるようなら、心配はありません。
★まねをしながら成長
子どもは大人の動作をよく観察しています。お母さんが髪をとかすしぐさや、家族が電話をかけるようすなどをよく見ていて、まねをします。これは記憶力が発達し、考える力もついた証拠です。まねをしながら子どもは成長します。
日常のケア
★トイレトレーニングを開始
1歳半ころになると、体の機能も発達してきて、そろそろトイレトレーニングをはじめられます。おむつをとるのは春から夏のあたたかい季節がベターですが、そのときにまだ1歳半に達していないなら、あせらず、1年先のシーズンにのばしてもよいでしょう。
おまるの使用は、強制せずに徐々に習慣づけます。排便は1日に1~2回、排尿はだいたい2~3時間おきです。子どものようすをよく見て、タイミングよく、おまるにすわらせます。おまるの習慣がついたら、思い切っておむつをはずします。
★外遊びが欠かせなくなる
家の外へでて、元気よく遊びましょう。遊びや外出のときには、手足が自由になるように身軽で活動的な服装にします。この時期は好奇心が旺盛で、外遊びは知的刺激にもなります。
また、絵本も喜んで見るようになります。動物や乗り物、食べ物など、子どもに身近なものが、はっきりとわかりやすく描かれている絵本を選びます。
★食事はたんぱく質をしっかり
この時期、 栄養補給のためにおやつは必要ですが、甘いものや塩分の多いものは避けましょう。果物や乳製品、ビスケットなどがよいでしょう。
食事では、体をつくるもとになるたんぱく質をしっかりとることが必要です。動物性たんぱく質を多く含む、肉、牛乳、魚、卵などを中心にとりましょう。
離乳を完了し、幼児食(「幼児食の与え方」)に慣れて、おいしい味や、いいにおいなどに対する感覚も発達してくるので、料理の味つけや盛りつけにもひとくふうを。
★自分でやる意欲を大切に
1歳児は自己主張が強く、なんでも思いどおりにやりたがります。失敗することも多いのですが、子どもの意欲や自主性は尊重してあげましょう。
ただし、やってはいけないことをしているときは、きっぱりやめさせます。すべてが思いどおりになるわけではないことを教えるのも大切な経験です。




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